ベトナム語を勉強している場合は、どのくらい勉強すれば話せるようになるのか気になりませんか?

ベトナム語は、日本人にとっては発音がかなり複雑で挫折してしまいそうになることも(わたしも)。
わたしは夫の仕事の関係でベトナムのハノイに住んでいて、ベトナム語の勉強を始めて2年が経ちました。
この記事ではゼロからベトナム語の勉強を始めた筆者が、現在のレベルや勉強方法などを実体験をもとに紹介します。
ベトナム語を勉強している方と同じ思いを共有できたらな〜と思っています。
自分のベトナム語習熟度を確認するためにも、1年ごとに記録していきたいと思います。
- ベトナム語勉強歴2年のレベル
- ベトナム語の勉強が大変なこと、良かったこと
- ベトナム語の勉強方法
ベトナム語勉強歴2年|現在のレベル
ゼロからベトナム語を勉強し、2年でどのくらい話せるようになったのでしょうか?
ちなみにベトナム語勉強歴1年のレベルについては、次の記事で詳しく紹介しています。

わたしは現在英語も勉強中なんですが、わたしが習っているオンライン英会話”レアジョブ“の英語のレベル設定をもとに、ベトナム語のレベルを作成しました。
▼ベトナム語のレベル設定

ベトナム語の勉強を始めて、1年・2年のレベルは次のとおり。(自己判断です)
ベトナム語勉強歴 | レベル |
1年目 | 初級のLEVEL2かLEVEL3 |
2年目 | 初級のLEVEL3 |
もう少し詳しく、今わたしが
“ベトナム語で話せること”
と、
”これから話せるようになりたいこと”
をまとめました。

一言で言うと、
ベトナム生活での基本的なこと(買い物、レストラン、タクシー)はベトナム語で話せるようになったなあ〜という実感。

まあまあ話せるようになっている自分に感動!
しかし、自分が困っていることを質問はできるけど、相手の答えを理解できないこともあります。
単語力をもっと上げなければ….!
ベトナム語勉強歴2年の勉強方法
わたしの今のベトナム語の勉強方法は、大きく次の4つ。
①マンツーマンレッスン:週1回×1時間半、
授業の予習復習:毎日×30分
②ベトナム語1日一言日記:毎日×5分
③Duolingo:毎日×5分
④You Tube:時間があるとき
メインはベトナム人の先生とのマンツーマンレッスンです。
テキストを中心に勉強していますが、文法からみっちりするタイプなので、日常会話はまだまだ話せないことも多いです。
▼使用しているベトナム語の教科書

マンツーマンレッスンを初めた頃は、知らない単語ばかりなので毎日レッスン向けた予習・復習に追われていました。
しかし最近はレッスン中にわたしが少しベトナム語で会話できるようになってきたため、テキストと日常会話を1:1くらいの割合でしています。

ベトナム語で「この単語の意味は?」とか先生に聞けるようになってきた!
以前よりもテキストが進むスピードが落ちたので、余裕のある時はYou Tubeでベトナム語の勉強も始めました。
すぐに使えそうな文や単語を覚えるようにしています。
よく見るのは”らくらくベトナム語“。
日常会話でよく使うフレーズや単語をノートに書いて覚えるようにしています。
ベトナム語の勉強時間が毎日30分程度ですが、これからは1日1時間程度勉強したいなーと思っています。
ベトナム語の単語力は?
ベトナム語の勉強でよく感じるのは、
「似たような単語がありすぎて、どの単語をすでに勉強して、どの単語を初めて勉強したのか分からなくなる…!」

あれ?この単語ってもう勉強したっけ?
なので、自分で学習したベトナム語をExcelにまとめて管理しています。
2023年6月から始めたこのExcelのベトナム語辞書の単語数は約2年で1,114語。(2025.7月時点)

でもちゃんと記憶しているのは半分以下かも….。
▼Excelで管理している新たに勉強した単語数の推移

1年目で約500語、2年目で約1,000語なので、単純計算で40語/月くらい新しい単語を勉強しているみたいです。
ベトナム語を2年勉強してみての感想
ベトナム語の勉強を始めてから1年経つまでは、「難しすぎてもう辞めたい…」と思うことの方が多かったです。
しかし勉強を始めて1年経つと、「ベトナム語の勉強が楽しい!もっと勉強したい!」と感じることが増えてきました。
ベトナム人と会話できる内容が増えてきたのが、一番嬉しいです。
ベトナム語勉強歴2年で、大変だと感じることと良かったと思うことをそれぞれ2つずつ紹介します。
- ベトナム語学習者が少なくて、勉強仲間がいない
- 似ている単語が多くて、覚えるのが難しい
- ベトナム人からフレンドリーに接してもらえる
- ベトナムに住んでいる意味が見出せる
大変と感じること①:ベトナム語学習者が少なくて、勉強仲間がいない
普段のベトナム生活で使うような文章を勉強すれば、日常でも使えるベトナム語が増えるのになあと思いつつ、勉強方法に悩むことも多いです。
You Tubeにベトナム語学習者用の動画ありますが、圧倒的に数が少ないし。
わたしが特に今辛いと思っているのが、ベトナム語の勉強仲間が1人もいないこと。
ハノイに来たばかりの頃は、周りに何人かベトナム語を勉強している友達がいたんですが、みんな難しすぎて辞めてしまったそう…。
英語を勉強している人は多いですが、意外にベトナム在住でもベトナム語を勉強している人って少ないんですね。
このブログのX(旧:Twitter)を始めたのですが、Xではわたしと同じようにベトナム語を勉強している日本人の方がいます。
ネット上で繋がれているだけでも、ベトナム語勉強へのモチベーションに繋がっていたりします。
大変と感じること②:似ている単語が多くて、覚えるのが難しい

ベトナム語は日本語と比べて母音も多いし、声調もあるので覚えるのがとにかく難しい。
そして単語を覚えれば覚えるほど、似たような単語が出てきて混乱…。
頭の中で単語は出てくるのに
「これって声調は上がるんだっけ?下がるんだっけ?」
「この単語の母音って”ư”だっけ?”u”だっけ?」
とボキャブラリーが増えてきたからこその悩みも出てきました。
声調や母音を少しでも間違えると、ベトナム人には通じないことがほとんどだし…。
これからどんどんこんな悩みが増えるのかーと思うとちょっと憂鬱。笑
良かったこと①:ベトナム人からフレンドリーに接してもらえる
先ほど書いたように、日本人を含めて外国人でベトナム語を話せる人ってすごく少ないよう。
(ベトナムは英語を話せる人が多いので、ベトナム在住外国人はベトナム語を覚えなくても生活に困らないから?)
最近はレストランでもベトナム語で注文できるようになってきたので、ベトナム語で注文するといきなり店員さんが笑顔になり、
「え?ベトナム語話せるの?」
「ベトナムに何年住んでいるの?」
「ベトナム語何年勉強しているの?上手じゃん!」
と褒められたり。
ベトナム人あるあるで、少しでもベトナム語を話せるとかなりフレンドリーに接してくれる。
いきなりボディタッチとかされて、
「あれ?わたしこの店員さんと友達だっけ?」
と思うことも。笑

ベトナム語を少し話せるだけで、店員さんが友達みたいに話してくれる!
次の機会にレストランに行ったらわたしのことを覚えていてくれたり、街中で偶然会うと満面の笑みで手を振ってくれたり。
わたしのベトナム語はまだまだ完全ではないですが、少し話せるだけで、外国人という心の壁が取り除かれるような感じがして嬉しいです。
この経験をできただけでも、「ベトナム語の勉強を続けて良かったなあ」と感じています。
良かったこと②:ベトナムに住んでいる意味が見出せる

わたしの周りには、わたしと同じように旦那さんの仕事の都合でベトナムに住んでいる日本人の奥様がたくさんいます。
海外赴任を理由に、自分の仕事を辞めてきた人もたくさんいます。
駐在妻は、旦那さんの会社の規定でベトナムでは働けないことが多いようで、わたしの周りでも働いている駐在妻はごくわずか。
仕事をしていないので将来不安になったり、ベトナムに住む意味が見出せない人や日本に帰りたいと思っている人もいます。

なんでベトナムに住んでいるんだろう…日本に帰りたい…
その中でベトナム語を勉強しているだけで、ベトナムに住んでいる自分の意義が見出せると感じています。
ただ単に夫の仕事についてきたわけではなく、「自分はベトナム語を勉強するためにベトナムに住んでいるんだ!」と思うことで日々のモチベーションも上がっています。
ベトナム語を勉強するにはベトナムに住むことが上達への最短の道。
そしてもしベトナム語を習得できたら、自分にとって将来絶対役に立つし、いつか日本に住む困っているベトナム人のお手伝いをできたらな〜なんて思っています。
ベトナム語の目標|検定を受けることを決意する!

せっかくベトナムに住んでいるうちに、成果を形にしたい!と思うようになり、来年ベトナム語の検定を受ける!という目標を決めました。
日本でもベトナム語検定は受けれますが、ベトナム在住のわたしにとっては日本で受けるのはハードルが高め。
▼日本で受験できるベトナム語検定
級・レベル | 開催地 | 開催頻度 | |
実用ベトナム語技能検定試験 (ViLT) | 1〜準6級 | 日本 (東京) | 年1回 |
国際ベトナム語能力検定 (iVPT) | レベルA〜C | 日本 (東京) | 年1回 |
そこで、ベトナム語の先生に相談したところ、ハノイの大学でもベトナム語検定のようなものをしているとのこと。
しかし、ここで新たな壁!
試験の情報がほとんどない!涙
例えば英語であれば、TOEICとか英検とかどんな試験内容か、過去問はどんなかなどある程度調べれば、わかりますよね。
ハノイの大学で開催している検定を日本人で受けている人が少ないので、あまり情報がありません。というかどう調べたらいいかわからないレベル。
過去問や試験時間、試験日程などはまったくわからない。(先生曰く過去問はないらしい)
ベトナムでベトナム語検定受けるのレベルたかーーー!笑
しかもスピーキングテストもあるんですって。わたし、大丈夫かな?笑
とりあえず日本で受けれるベトナム語検定の過去問を入手したので、少しずつ過去問を解いて自分のレベルを探ろうとするところからスタートです。
なかなか道のりは遠い…。苦笑
まとめ|ベトナム語を話せるシーンが増えてきた
ベトナム在住の主婦がベトナム語の2年間の学習記録を紹介しました。
- レストランでの注文、買い物など日常生活ではだいたいベトナム語で話せるようになってきた
- 声調と母音の発音が難しく、完璧には発音できない単語も
- ベトナム語の勉強が楽しくなってきたので、辞めたいと思うことはない
ベトナム語の勉強を始めた頃は「分からないことが分からない」「どこから勉強すべきか分からない」と未知の言語の学習方法に迷ったり、いつ話せるようになるのか先が見えなくて不安でした。
週1回のマンツーマンのレッスンを中心にコツコツと勉強を続けてくると、だんだん話せる言葉が増えてきました。
▼ベトナム語1年目の学習記録

ベトナム語学習2年目になると、ベトナム語でパッと話しかけられても、スムーズに回答できることが増えてきた気がします。(それ以前は、脳内で3秒くらい考えてからしか話せなかった)
最近はベトナム語の先生との授業でも「これってどんな意味?」「これとこれは意味が同じ?」など少しずつベトナム語でも質問できるようになってきて、成長を感じます。
コツコツと勉強を続けていれば、少しずつ話せるようになったり、ベトナム人が何を話しているかわかるようになるんだなあと身をもって実感しています。
今後も諦めずに勉強を続けていきたいと思っています。
ベトナム語を勉強している方、一緒に頑張りましょう!