これから子連れで海外赴任する方や、海外で出産を予定している方は、海外でどんなおもちゃが買えるかわからず不安になるかもしれません。
子どもの成長に合わせて、日本でしか買えないおもちゃや絵本は事前に準備しておきたいもの。
わたしは乳児連れでハノイに引越し、日本のおもちゃを赴任時に船便や航空便で送ったり、一時帰国のときに少しずつ買って持ってきています。
海外生活に住んでいると「ハノイでは買えないから、これは日本で買ってきて良かった!」と思うおもちゃがいくつもあります。
この記事では、日本語を学べるおもちゃや旅行で役立つおもちゃなど0〜2歳向けの日本で買ってきて良かったと思う子どものおもちゃを紹介します。
赴任前や一時帰国前でどんな子どものおもちゃを買うか迷っている人必見!
日本で買ってきて良かったと思うおもちゃは?
ベトナムは日本よりも平均年齢が低く、ショッピングモールに行っても子どもがたくさんいます。
子連れの多さに圧倒するほど。
子どもが多いので、おもちゃ屋さんもたくさんあり、ブロックやおままごとセットなど日本で見かける馴染みのあるものも見かけます。
しかし、やっぱり日本クオリティ(おもちゃの安全性・品質の高さ・壊れにくい)は日本にはかなわないと感じることも。
「日本で買ってきて良かった〜」と思うことは数えきれないほどありますが、「日本から買ってこなければ良かった、、、」と思うことはありません。
持ってくるのを迷ったら”とりあえず持ってくる”のがオススメ!
日本語表記のもの
日本語で書かれたおもちゃ(絵本、図鑑、ことばずかんなど)はまったくと言っていいほど、ハノイでは売られていません。
ベトナムで売っているおもちゃは、ベトナム語で書かれたもの、英語で書かれたものがほとんど。
海外に住んでいると、当たり前ですが日本語に触れる機会は少なくなります。
お店の看板はほとんどベトナム語。キッズカフェ(こどもの屋内遊び場)に行ってもBGMは英語の曲。
0歳〜2歳はことばを覚え始める時期でもあるため、日本語を覚えられるようなおもちゃがあると子どもに教えながら遊べます。
日本語を覚えるためのことばずかんや図鑑、絵本などは海外生活ではかなり貴重なおもちゃです◎
安全性重視のもの
月齢の小さい赤ちゃんはなんでも口に入れてしまうので、親としては買うおもちゃも気にしますよね。
日本では
・”赤ちゃんが舐めても大丈夫”な安全基準を満たしたおもちゃ
・“お米でできた積み木”など食材をもとに作られているおもちゃ
をよく見かけます。
ベトナムでは口に入れても大丈夫なおもちゃは見かけません。もしあったとしても説明書きがすべて英語かベトナム語なので、解読が難しそう。
布製・木製のもの
生まれたばかりの赤ちゃんは布や木などさまざまな素材のものを触って、五感が刺激されます。
ねんね時期(寝返りがうてない頃)は遊べるおもちゃは限られますが、うちの子はにぎりやすい布のおもちゃがお気に入りでした。
布製のおもちゃなら間違えて赤ちゃんの頭などにぶつかっても、柔らかいので親も安心。
生後3ヶ月頃からマラカスやネコバスのおもちゃを自分でにぎり、ぶんぶん振り回していました。
よく舐めたりして汚れが気になるときは、定期的にオキシクリーンを使って洗濯。
1歳の今でも音の出るマラカスのおもちゃを振って、音楽に合わせて踊ったりしているので意外に長く使えるおもちゃなのかも?
ハノイで売っている赤ちゃん用のおもちゃを見るとプラスチック製が多い印象です。
また、木製のおもちゃは温かみがあり、手触りも良いので是非買っておきたいところ。
積み木は知育にもとっても良さそう。木そのものが頑丈なので、長持ちするのも嬉しいポイントです。
キャラクターもの
・おかあさんといっしょ
・いないいないばあ
・シナプシュ
・アンパンマン
・ポケモン(時々海外版で売っていたりもする)
日本特有のキャラクターものはやはり日本でしか手に入りません。
うちの子も絶賛アンパンマンブームですが、ハノイでは売っていないので、気軽に買ってあげられないのが残念なところ。
逆に日本に住んでいたら、「アンパンマンのおもちゃ買って」攻撃がすごそう。笑
子どもがどのキャラクターにハマるかわからないので、一時帰国した際のおもちゃ選びは難しいですが、とりあえずキャラクターもののおもちゃを買うようにしています!
日本のキャラクターものは日本で買ってくるのが◎
移動時に使えるもの
海外に住んでいると、日本への一時帰国で飛行機に乗るのはもちろん、長期連休に海外旅行に行ったりとにかく飛行機に乗る頻度が増えます。
そこで親たちの問題は”飛行機の中でどう過ごすか”。
子どもが1歳すぎると遊べるものも増えてきて、いろいろなおもちゃを準備していれば飛行機で楽しそうに遊んでいることもあります。
飛行機の中で遊べるおもちゃをたくさん準備しておくと、親の心の余裕も出てきますよ。
我が家の場合は、移動中に使えるおもちゃを日本で多めに買ってきて、普段は隠しておき、ここぞという時にだけ渡すようにしています。
特に飛行機では”目新しいおもちゃ!”が大事!
日本で買ってきて良かったと思うおもちゃ10選
日本で買ってきて良かったと思うおもちゃ(0〜2歳)は次の10選!
メリー
ぶらさがっているおもちゃがくるくる回ったり、オルゴールなどの音楽が流れたりして赤ちゃんをあやしてくれるメリー。
ねんね(寝返りのできない)時期は遊べるおもちゃが少ないので、かなりメリーに助けられました。
泣いていても、オルゴール音をかけるとメリーを目で追って泣き止むことも。
- くまのプーさん
- アンパンマン
- ディズニー
- monpoke(ポケモン)
などさまざまなキャラクターものが販売されています。
月齢が少し進んでくると、くるくる回るおもちゃを目で追いながら1人で爆笑していたこともありました!笑
寝返りをしない時期だけ遊ぶおもちゃのような印象がありますが、いろんな遊び方ができます。
・ハイハイでメリーの下をくぐったりや
・つかまり立ちの時期にメリーにつかまったり
・お人形遊びをしたり
うちは1歳くらいまではメリーのお世話になり、意外に長く使えました。
ハノイでもメリーの似たようなものは売っていますが、電池式で回転するタイプのものは見かけていません。
上におもちゃがぶら下がっていて、見上げるタイプのものはあるようです。
ことばのずかん
タッチペンで絵を押すと、ものの名前が流れるおもちゃです。言葉を覚え始める時期にはぴったりのおもちゃ。
特に日本語に触れる機会の少ない海外生活では役に立ちます◎
我が家の場合は海外赴任をきっかけに親戚からプレゼントされ、ハノイに持って行ったらかなりお気に入りのおもちゃになりました。
・英語表記もある(昆虫の名前は親も英語がわからず、勉強になります)
・英語の曲が流れる
・クイズ機能がある(動物の名前が聞こえて、正しい動物をペンでタッチする)
など子どもが1人で楽しめるような機能が充実しているのも嬉しいポイント。
母の束の間の休息もできます。
うちの子は1歳前から使い始めました。
・1歳前後:自分でうまくタッチできず、親がタッチするのを見ていたり、歌を楽しそうに聴いていたりする
・1歳半:自分でタッチできるようになり、いろんなページをタッチし1人遊びをするようになる
・2歳前後:言葉を覚えてき始め、1人で”クイズ”に挑戦し出す
動物の鳴き声も聞こえたりするので、動物の名前を覚えるのも早かった気がします。
1歳の誕生日プレゼントにも人気みたいで、海外で日本語のことばずかんは手に入らないので、ハノイに住んでいるママ友は一時帰国で買ってくると言っていました。
ひらがなを覚える時期まで使えるという話も聞くので、1歳頃〜4歳頃まで長く使えるおもちゃになりそうです。
はじめての図鑑
子どもの興味はどこでやってくるのかわかりません。
少しずつことばを覚え始めた1歳頃から、うちの子は動物にかなり興味を持つようになりました。
絵本やことばずかんではイラストで描かれているのがほとんどなので、写真も見せてあげたいなあと思い、一時帰国で買ってきました。(運ぶのは重くて大変ですが)
さすが”はじめてのずかん”という名前のとおり、あまり難しい解説がなく、写真が多めで1歳児でも楽しそうに読んでいます。
- どうぶつ
- さかな
- 昆虫
- のりもの
- 植物
- 恐竜
などさまざまな種類があり、一時帰国のたびに少しずつ買ってきてもいいなあと思っています。
DVD付きの豪華仕様になっています◎
きっとベトナムでも図鑑を売っているかもしれませんが、きっと英語かベトナム語。わたしの英語力では絶対英語のずかんは無理。笑
日本語の図鑑でも大人が知らない内容がたくさん書いてあったりしますよね。
くれよん
ハノイに住んでいる友達に教えてもらい、一時帰国の時に買ってきたはじめてのくれよん。
お絵かきに興味を持ちはじめてきた 1歳前くらいから使いました。
・科学的に安全な材料を選び抜いて使用しているので、お子様が舐めてしまっても大丈夫な素材
・子どもが握りやすいかたち
・手や衣服についても簡単に落とせる
などなど親にとっては嬉しい限りのポイントがつまったクレヨンです。
うちの子はお絵かきよりもクレヨンを積み木のように重ねるのが好きなようで、よく1人で遊んでいます。
ハノイでもクレヨンは売っていますが、普通のクレヨン(手が汚れたり、子どもが舐めてしまったら心配)なので、特に小さい子連れにとっては日本で買ってきて良かったです。
すいすいお絵かき
おうち遊びの超強い味方!水で繰り返しお絵かきを楽しめるこのおもちゃ。
ペンだけではなく、スタンプやローラーが付いているので小さい子でも楽しめます。
うちの場合は1歳くらいのときにすいすいお絵かきを購入し、1歳半を過ぎたあたりからスタンプで遊べるようになりました。
手や足を水で濡らして、すいすいお絵かきにペタペタ手形や足形をつけるのも楽しい。
いろいろな遊び方ができて、うちの子もかなり気に入っているおもちゃです。
海外の友達にも「このおもちゃめっちゃ良いね〜わたしも書いたい!」と言われたほど。
持ち運び用の水で書くお絵かきはベトナムでも売っているようですが、この大きさのお絵かきはなかなか見かけないらしい。
子どもが体調不良でどうしても家にいないといけないときなども、家で楽しく遊べるので重宝しています。
絵本
海外で生活するにあたって、日本語を教えるのにとっても良いのは日本の絵本。
親子のコミュニケーションにも絵本はすごく良いですよね。
日本の絵本はベトナムではかなり貴重なんです。
ベトナムの本屋さんでは日本語の絵本は売られていないので、手に入れる方法は次の2つ
①一時帰国のときに日本で買う
②ガレージセールで買う
ちなみにお隣タイでは紀伊國屋(日本の本屋)があるので、日本語の絵本も手に入るそう。(値段はかなり高いみたい、、、)
ハノイにも早くできることを祈っています。
わたしは一時帰国のときには毎回数冊絵本を買ってきています。
重くて持ってくるのが大変なので、赴任時にまとめて送れるなら送っておくのが◎
日本の本屋さんに行くと絵本もたくさん売っていて、どんなものを買うか迷っていまいます。
小さい月齢のうちは
・SASSY
・だるまさんシリーズ
はうちの子が特にハマっていました。
寝かしつけ用の絵本もあると、毎日の夜寝るときのルーティンとして使えます。
積み木
積み木はどこの国でも売ってそうだなーと日本に住んでいるときに思っていましたが、意外にハノイのおもちゃやさんでは見かけません。
積み木は知育要素もあるので、日本から買ってきて良かったです。
お米からできた積み木なら小さいお子さんが万が一口に入れても安心です。
パソコン、タブレット
子どもの目にはあまり良くないよなーと思いつつ、日本への一時帰国や旅行中の飛行機など特別なときように買いました。
飛行機の中でもかなり楽しそうに遊んでくれたので、本当に日本で買って良かった!
小学館が販売しているものなので、図鑑をパソコンの中で見ることができます。
どうぶつ、さかな、はな、植物などさまざまな図鑑が入っているので、盛りだくさん。
まだまだ1人で操作することはできないので、ピアノやジャンケンなどのゲームも大人と一緒に楽しんでいます。
シールブック
外食時や旅行のときには音が出ない &子どもが集中して遊べるおもちゃが大活躍。
・ダイソーのシールブックは100円で買えるし、コンパクトなので持ち運びにも困らないし、いろいろな種類があるし、何度も貼って剥がせるので本当に便利。
一時帰国のときに毎回5冊くらい買っています。
ハノイでもシールはいろんなもの(動物、乗り物など)が売っていますが、シールブックはなかなか見かけません。
日本からシールブックは使い回して、旅行前にはシールをハノイで買えば、子どもも新鮮な気持ちで楽しんでくれます。
マグネットブック
シールブックに次ぐ外食&旅行時の我が家のマストアイテムはマグネットブック!
これも子どもが集中して遊んでくれます。
飛行機ではマグネットが座席の下に落ちると取るのが大変なので、飛行機ではシールブックで遊んでいます。
気になることQ&A|ハノイのおもちゃ事情
日本で買ってきて良かったおもちゃを紹介しましたが、気になるのはハノイでどんなおもちゃが買えるか。
Q&A形式で個人的な経験をもとに紹介します。
Q . ハノイでおもちゃを買うならどこで買う?
A. My Kingdom(マイキングダム。通称マイキン)がハノイでよく見かけるおもちゃ屋です。
ハノイでは本屋さんにおもちゃが結構売っていることもあります。シールはハノイにある本屋さんで書いました。
ハノイには日本よりもおもちゃ屋さんがたくさんあると感じます。
最近(2023年)できた Lotte Mall West Lakeというショッピングモールにこの間行ったら、おもちゃ屋さんだけで3店舗?くらい横並びでありました。日本では信じられない!
Q . ハノイで意外に手に入るおもちゃは?
A.ブロック系、おままごとセットなど日本と似たようなおもちゃもたくさんあります。
ことばは違うものの、日本と似たようなおもちゃもたくさんあります。
・おままごとセット(プラスチックでできた野菜、果物、鍋、包丁など)
・ブロック(legoも)
・音楽系(ギター、キーボード、ドラム)のおもちゃ
・ミニカー(車、トラック、ショベルカーなど)
ミニカーはちょっとチープ感はありますが、日本よりもかなり割安で買えることも。
それに比べて日本で人気のトミカはすべて実在する車、新幹線を忠実に再現しているおもちゃです。
ハノイに住んでいる友達の子どもは車大好きで、一時帰国のたびにトミカを爆買いしてくると言っていました(笑
しかし、どんなおもちゃがハノイで手に入るのか、日本に住んでいるうちはわからないと思うので、お子さんのお気に入りのおもちゃはすべて日本から持ってくるのが安心です。
まとめ:赴任時や一時帰国で持ってくるのが◎
ハノイ在住者のわたしが日本で買ってきて良かったおもちゃ10選を紹介しました。
ハノイに1年以上住んでみると、「思ったよりもハノイでもおもちゃを買えるな〜」と感じています。
うちの子は今空前のアンパンマンブームなので、次の一時帰国ではアンパンマンのおもちゃを買ってハノイに持ってくることになりそう。
お子さんの誕生日やクリスマスプレゼントのおもちゃをまとめて一時帰国のときに買ってきているママ友もいますよ。
特に日本語のおもちゃ(図鑑、絵本、ことば図鑑)が手に入りにくいのは間違いないので、買うのを迷ったら日本から買っていくのが◎です。
赴任時の船便や航空便は大きいおもちゃを送れるチャンスなので、まとめて送っておくと良いですね。