
ベトナム語検定って難しい?どのくらい勉強すれば受かる?
ベトナム語を勉強している方が、力試しでベトナム語検定を受けたいと思ってもどのくらいの難易度なのか不安に感じるかもしれません。
わたしはベトナム語勉強中のハノイ在住の主婦で、ベトナム語勉強歴2年です。
週に1回マンツーマンでレッスンを受けていたり、毎日30分は自分で勉強しています。
少しずつ話せるようになってきたものの、「一体自分はどのくらいベトナム語が身についているんだろう…」と疑問に思うことも。

ベトナム語上達してる….よね??
そこで日本で開催されているベトナム語検定の過去問準6級(一番簡単なもの)と6級の過去問を解いてみました。
実際に解いてみた感想やまだまだ勉強しないといけないと感じた部分を紹介します。
- 準6級、6級の過去問を受ける前に費やした勉強時間や単語力
- 準6級、6級の過去問を解いた結果・感想
▼今までのベトナム語学習記録
ベトナム語検定にはどんな種類がある?
日本で受けられるベトナム語検定は2種類あります。
▼日本で受験できるベトナム語検定
級・レベル | 開催地 | 開催頻度 | |
実用ベトナム語 技能検定試験 (ViLT) | 1〜準6級 | 日本 (東京) | 年1回 |
国際ベトナム語 能力検定 (iVPT) | レベルA〜C | 日本 (東京) | 年1回 |
You Tubeなどを見ても、実用ベトナム語技能検定試験(ViLT)対策をあげている動画が多いですね。
逆に国際ベトナム語能力検定の情報はあまり載っていないようです….。
今回はとりあえず、実用ベトナム語技能検定試験の準6級と6級の過去問を解いてみました▼

過去問は日本への一時帰国の際に、購入しました。
公式ホームページで申し込みできます。
1級〜準6級の7つの級に分かれていて、準6級が一番簡単です。
▼各級のレベル

それぞれの級はリスニングと筆記の試験に分かれており、すべてA〜Dの中から適切なものを1つ選ぶ選択式テストです。

ベトナム語検定は選択式のテスト!
ベトナム語検定(ViLT)準6級|過去問の点数と感想
準6級で合格点取れなかったら、落ち込むな〜とビビり気味でした。
そもそもわたしは普段はマンツーマンレッスンを受けていて、
・リスニングテストを受けたことも
・リーディングの問題を解いたのも
正直初めてでした。
▼わたしが使用しているテキスト(ハノイで購入)

準6級過去問の点数
準6級の試験時間は
・リーディング:30分
・リスニング:20分
の合計50分です。
自分がちゃんと解けるかドキドキしていた準6級ですが、、、、

満点取れました〜!!!
自分の点数/満点 | |
リスニング | 75点/75点 |
リーディング | 45点/45点 |
合計 | 120点/120点 |
参考)合格ライン | 78点/120点 ※正答率65%以上 |
準6級の過去問を解いた感想
準6級の過去問を解いた感想は、「意外に簡単だった〜!!」
知らない単語が数個ありましたが、ほぼほぼ知っている単語でした。
【リスニング】
・再生された音声と同じ単語はどれか(選択肢はそれぞれ声調が異なる)
例)流れる音声 mùa
A : mua B : múa
C:mùa D:mưa 正解はC
・適切な二人称代名詞(anh,chị,em)はどれか
など基本的な問題でした。
リスニングで読まれる文章はかなりスピードもゆっくりなので、まさに初心者向き!
検定用に特別な勉強をしていないわたしでも、問題なく解けました。
【筆記試験】
・文章の穴埋め問題
・文章の並び替え問題
・日本語の問題文のベトナム語訳を選ぶ問題
などの設問でした。
使われている単語はかなり基本的。
わたしはベトナム語を勉強したての頃は、どんな単語から勉強すべきか迷っていました。
そこでまずは基本的な日常の動作をベトナム語で話せるようになりたいと思い、You Tubeを使って勉強していました。
▼ベトナム語基本動詞50選
この50個の動詞がわかれば、準6級に出てくるある程度の動詞はわかると思います。
超初心者の方はまずは上の単語を覚えるのがオススメです!
ベトナム語検定(ViLT)6級|過去問の点数と感想
6級の過去問の点数
6級の試験時間は
・リーディング:40分
・リスニング:25分
の合計65分です。
自分の点数/満点 | |
リスニング | 53点/70点 |
リーディング | 94点/130点 |
合計 | 147点/200点 ( 正答率:73.5% ) |
参考)合格ライン | 130点/200点 ※正答率65%以上 |
6級の過去問を解いた感想

6級の過去問を解いて感じたのは「意外に難しい….」

単語も文法も理解できないものが多かった…
1 . 知らない単語が約3割
2 . 文章の読解に意外に時間がかかり、制限時間ギリギリ
3 . 語彙の問題では、迷わずに解けた問題も半分以上
知らない単語が約3割
準6級の過去問を受けてみて、ほぼすべての単語の意味がわかっていたので、6級もわかるだろうと若干調子に乗っていました(笑)
6級の過去問を解いてみると「知らない単語めっちゃある〜」。体感的には3割くらい知らない単語。
ベトナム語学習者の方なら共感してもらえるかもしれませんが、
ベトナム語の知らない単語って意味を1ミリも想像すらできない(動詞か名詞かもわからん)
試験でよくある、「空欄に当てはまる単語をA〜Dから選びなさい」的な問題でも、そもそもA〜Dの選択肢のうち3つくらいわからなくて、絶望しました。苦笑
ベトナム語の先生と一緒に復習したところ、
「この単語は難しいから、今覚えなくてもいいよ〜」と言われた単語もありました。
6級の過去問の中で知らなかった単語は約30個。
【わからなかった単語の例】
giao kèo : 契約
lọ:瓶
ồn ào:騒がしい
in:印刷する
vị:味
読解に意外に時間がかかり、制限時間ギリギリ
準6級とは異なり、短めの文章(3文とか4文)を読んで解く読解問題があります。
これが意外に時間がかかる….。※前述したようにわからない単語多数!
解く前は制限時間を持て余すかな〜と思いきや、時間ギリギリでした。
答えを見ながら先生と翻訳してみると、書かれている内容はシンプルなのに、意味がわかっていないところが多かったです。
知らない単語の意味を推測する力がまだまだ足りないんだな〜と実感。
ということは5級はもっと時間がなさそう…。素早くベトナム語を読む力も身につけないといけないのか!?
語彙の問題では、迷わずに解けた問題も半分以上
知らない単語もたくさんありましたが、迷わずに解けた設問もたくさんありました。
「A〜Dのどの選択肢かな〜?」と迷って選んだわけでなく、自分の中で「絶対これだ!」と自信を持って回答できた設問も多かったことに、自分でも成長を感じました。

自信を持って回答できた設問もあって、成長を感じた!!
今までのベトナム語勉強時間や単語数は?

各級には目安の勉強時間や単語数が記載されています。
わたしの現時点での学習時間と単語力からどのくらいの級レベルなのか、確認&推測してみます。
・現時点での学習時間:約300時間
→3級レベル
・現時点の単語数:約1,000語
→6級レベル
※2025.9月時点
↓の表では約300時間の学習時間で単語5,500語と書いています。
しかし、個人的な体感では、絶対そんなに覚えられない!無理!笑

勉強形態はさまざま(語学学校に通う、大学に通う)だと思います。
↑の表はあくまでも目安として考えておいた方が良さそう。
ベトナム語の先生にも相談したところ、「単語がわからなくても解ける問題は解けるし、あまり気にしないでどんどんチャレンジしよう!」と励まされました。涙

単語数はあくまでも目安だから、気にしすぎないで〜
今までのベトナム語の勉強時間は?
わたしがベトナムに引っ越したのは2023年。
ベトナム赴任が決まって、日本にいるうちからベトナム語を勉強したいと思い、自分でテキストを買ってコツコツ勉強していました。
しかし先生と対話練習するわけでないので、発音はまったくダメでした。
本格的に勉強を始めたのは2023年の12月。
週に1回マンツーマンでベトナム語を勉強し始めてからです。
奇跡的に!?毎日のベトナム語の勉強時間をExcelにまとめていました。(記録しないとサボるタイプw)
でも今後のためにも記録しておいてよかった〜グッジョブ自分!
▼筆者の今までのベトナム語勉強時間
勉強時間(分) | 勉強時間(時間換算) | |
2023年 ※12月〜 | 785分 | 13時間 |
2024年 | 10,580分 | 176時間 |
2025年 ※9月まで | 6,770分 | 112時間 |
合計 | 301時間 |
今までの勉強時間は約300時間。
ベトナム語の勉強時間だけでみると、ベトナム語検定の目安的には、3級レベルらしい(笑)
わたしは
・要領が良いわけでも
・語学大学を卒業したわけでも
・留学経験があるわけでも
ない凡人なので(笑)3級レベルに到達するにはまだまだ時間がかかりそう….。

自分のペースでコツコツ頑張るぞ〜
現時点でのベトナム語の単語力は?
自分が勉強している言語のボキャブラリーがどのくらいあるのかを把握するのって難しい…。
新たに習った単語や自分が覚えていない単語を次々にExcelにメモしています▼

一応現時点では約1,000の単語を学んで、Excelに入力しています。
でもこの単語のすべてを覚えているわけではないですよ…。
これから覚えている単語の割合を増やしていくのが目標です。

まとめ|過去問を解くと、自分の実力を把握できる
いかがでしたか?
この記事では、ベトナム語を勉強中の筆者がベトナム語検定(ViLT)の準6級と6級を受けてみた点数や感想を紹介しました。
わたしは2年勉強して、過去問の準6級と6級の合格点を取ることができました。
- 過去問は日本で購入可能
- 準6級は声調や二人称代名詞など基本的な内容
- 6級は使われている単語数も多く、難易度がグッと上がる印象
ベトナム語を勉強しても、自分では上達しているか不安に思うかもしれません。
・自分の習熟度をわかる
→リスニングとリーディングのどちらが苦手なのか、わからない単語はどのくらいあるか
・自分のレベルを把握できる
→何級だと受かるのか
のためにも、過去問を解くのはすごく自分のためになると思いました。
過去問を解いてみると「意外に解けるじゃん!」と感じ、ベトナム語への勉強のモチベーションも上がった気がします。
次は5級にも挑戦してみたいと思います。
最後までお読みいただいてありがとうございます。
一緒にベトナム語の勉強を頑張りましょう!