海外での生活では、翻訳アプリを使ったりGoogleマップを使ったりなどスムーズな通信環境は欠かせません。
どのようにSIMカードを購入したら良いのか、どこの通信会社がいいのかなど迷うかもしれません。

ベトナムでもスマホを使うにはどうすればいいの?どこの会社がオススメ?
わたし自身も海外赴任が決まったときは、ハノイでSIMカードをどうやって買うのか心配でした。
ちなみに夫は会社からSIMカードが支給されたため、わたしだけ自力で契約しなければいけない状況。
この記事では、ハノイ在住の筆者が
・SIMカードを購入した方法
・現在実際に契約している料金プラン
を紹介します。
ベトナム赴任を控えている方、ベトナム在住でSIMカードの購入に悩んでいる方にはぴったりの内容になっています。

ベトナムの大手3社のSIMカードを購入するのがオススメ!
- ハノイ(ベトナム)のオススメ通信会社
- SIMカードの購入方法
- 駐在妻のスマホ料金、プラン
ちなみにベトナム駐在中の日本のスマホ契約(SIMカード)事情については次の記事で紹介しています。
はじめに|ハノイ(ベトナム)でSIMを買うときのポイント

まずはベトナム(ハノイ)でスマホを契約する前に知っておきたいポイントを2つ紹介します。
- ハノイに来てすぐスマホを使えるようにする
- 配偶者と違う通信会社にする
1つずつ詳しく紹介します。
ベトナムに来てすぐスマホを使えるようにする

慣れない海外生活ではマストアイテム。
・Google mapで地図を調べたり
・デリバリーアプリでご飯を頼んだり
・Grab(タクシー)を予約したり
・Google 翻訳を使ったり
など生活には欠かせない&海外生活をサポートしてくれる最強の味方です。
なので、
ベトナムに来た当日からスマホを使える状況にしておく!のが大事です。
わたしは当初、ベトナムに来てからSIMカードを買えばいいかなと思っていました。
しかし、ハノイに来てすぐはバタバタしているし、生活環境が変わって心の余裕もなく、、、。

ベトナムに引っ越ししてすぐは、SIMを買いに行く余裕はない!!
そもそも初めの頃は夫なしで外出するのもめちゃくちゃ怖く、ちゃんと外出できるのは週末くらいでした。
1年間使えるSIMカードを買いに行けたのは、結局ハノイに引っ越しして2週間後でした。
まずは短期用のSIMカードを買い、生活が落ち着いてから長期用(1年)のSIMカードを買いに行くのがオススメです。
- STEP1仮SIMカード(短期用)の購入
生活が落ち着くまでの間(10日間、2週間など)のSIMカードを購入する。
<購入方法>
①日本のAmazonなどで事前に買う
②空港で買う
③旦那さんに買っておいてもらう(旦那さんが先に赴任している場合) - STEP2本契約
ベトナム生活が安定してきたら、通信会社で長期用(1年など)SIMカードを購入する
この方法だと、
◎ベトナムに来た初日からスマホを使える(仮SIMカード)
◎ベトナムに引越してすぐに焦ってスマホを契約しに行く必要がない
のでスムーズにベトナム生活をスタートするにはオススメです!
▼仮SIMカードをどんな方法で買うべきかのメリット・デメリット
①日本で事前に買う | ②空港で買う | ③旦那さんに買っておいてもらう | |
メリット | ベトナムの空港に到着してすぐ使える | SIMの入れ替えをスタッフがしてくれる | 空港でSIMを買う必要がない |
デメリット | SIMの入れ替えを自分でする必要がある | 入国審査・荷物受け取りのときには使えない | SIMの入れ替えを自分でする必要がある |
それぞれの方の状況によって、どの方法が良いかは変わってくると思います。
あとは英語に自信がない方は、①日本でSIMカードを買っておくのがオススメです。
ベトナムの空港に到着した瞬間から使えるので、入国審査や荷物受け取りの際に困ったことがあったらGoogle翻訳が使えます。
※ベトナムの空港では無料wifiがありますが、通信状況が悪く繋がらないこともあり。
ちなみにわたしの場合は、
ベビー連れのフライトで、ベトナムの空港に着いたときには疲労困憊でSIMを買う余裕なさそうだったので、日本で事前にSIMカードを買いました。
わたしが買ったSIMカードにはベトナムではなく香港の電話番号が付番されていました。
ハノイでいろいろなアプリに電話番号を登録するときに、香港の電話番号なのでエラーで登録できな買ったんです。
Amazonでもベトナムの通信会社大手3社のSIMカードが売られていますが、
・電話番号がそもそも付番されていなく、データ通信のみ
・電話番号はあっても、電話は受信のみ
の場合が多く、どちらにしても仮SIMカードではアプリなどの登録はできないのかも!?
▼VIETTEL(ヴィッテル)
▼Vinaphone(ヴィナフォン)
▼Mobifone(モビフォン)
ちなみにハノイのノイバイ空港でも30日間などの期間のSIMカードも買えます!

配偶者と違う通信会社にする

配偶者と違う通信会社にしてよかった!とベトナムに2年住んでみて感じました。
せっかくベトナムに住んでいるので、長期連休などがあれば国内旅行に行きます。

・ダナン
・ニャチャン
・フーコック
などさまざまな場所に行きました。
旅先で感じたのは、大手スマホ会社でも電波の通じない場所があること。
日本では山の中以外でスマホが通じない!?なんてことはあまりありませんが、ベトナムでは街中でも電波が通じないことも、、、。
“夫のスマホは電波が通じるけど、わたし(妻)のスマホは電波が通じない”や逆もしかり。
我が家はなんとなーく別のスマホ会社にしてみましたが、別のスマホ会社にして正解だなと思いました。
夫婦で別のスマホ会社にすると共倒れ(2人とも電波が通じない)のリスクは避けられそうです。
ハノイ(ベトナム)の大手スマホ会社
ハノイ(ベトナム)の大手スマホ会社は次の3つです。
- 「VIETTEL」(ヴィッテル)
https://vietteltelecom.vn - 「vinaphone」(ヴィナフォン)
https://vinaphone.com.vn/ - 「Mobifone」(モビフォン)
https://mobifone.vn/wps/portal/public
わたしはVIETTELにしました。
日本に住んでいるときよりは電波が通じにくかったりすることもありますが、とりあえず大きな問題なく使えています。
今のところ他のスマホ会社にするつもりはありません。
ハノイ(ベトナム)でのSIMの購入方法・内容

異国でのスマホ契約って緊張しますよね、、、。わたしもすごく不安でした。
わたしが実際にどうやって契約したかとプランの内容を紹介します。
わたしのスマホは1年契約なので、
・初回契約時
・更新時(初回契約時から1年後)
に分けて紹介します。
ちなみにハノイに2年以上住んでいますが、通信会社に行くのは契約更新時のみです。
SIMカードの初回購入時
海外で、しかも英語で、スマホを契約するなんて、超ドキドキ。笑

契約書とか全部ベトナム語だったらどうしよう….
わたしよりも3ヶ月早くハノイに来た夫と一緒に行きました。
Viettleはハノイにはたくさんあるものの、どこの店舗に行けばいいかわかりませんでした。
ロッテセンターに買い物に行きがてら、とりあえず近くのViettlelへ。
英語を話せる店員さんがいなくて、夫と2人で絶望(笑)
ちなみに調べてみるとViettleには必ず1店舗に1人は英語を話せるスタッフさんがいるようです。
わたしたちが行ったときにたまたまいなかったのかな?
夫のスマホのGoogle翻訳を駆使&近くにいた英語を話せるお客さんの助けを得てなんとか契約できました。
- STEP1プランを選ぶ
- STEP2番号を選ぶ
自分の好きな3桁を電話番号に入れることができました
- STEP3契約手続き
パスポートを提示したので、パスポートを忘れずに!
手続き自体は1時間もかからずに終わりました。
STEP1 プランを選ぶ
わたしは数年間ハノイに滞在する予定なので、店員さんオススメの1年プランにしました。
プランの内容はのちほど詳しく紹介します。
STEP2 電話番号を選ぶ
携帯電話の番号に入れたい数字を3桁選ぶように言われました。
自分が選んだ番号を店員さんに伝えると、自分が選んだ番号が含まれた電話番号の一覧の紙を持ってきてくれました。
その中から自分で電話番号を選びました。
ちなみに日本の携帯電話の番号は
×××(3桁)ー××××(4桁)ー××××(4桁)→合計11桁
わたし携帯電話の番号は
×××(3桁)ー××××(4桁)ー×××(3桁)→合計10桁
日本よりも1桁少ないんですね〜自分の番号なのになかなか覚えられません。
わたしは下3桁を自分が選んだ番号にしました。
STEP3 契約手続き
パスポートを提示して、あとは契約手続きです。
日本ではスマホ契約のときに何枚もの書類に署名をしたり、なが〜い文章を読まないといけなかったりしますが、そういうものはありませんでした。(もしあってもベトナム語読めないけど。笑)
日本で手続きするよりもあっさりな感じでした。
SIMカードの更新時(1年ごと)
携帯を契約して1年が経とうとしているときあたりから、スマホの更新ってどうやるんだろうと不安に感じていました。
そもそも契約更新のやり方がわからず
1 . 通信会社から契約更新のお知らせが来るのか
2 . 自分でスマホ会社に行って更新しないといけないのか
のどちらかな〜と思いながらも、とりあえず様子を見ていました(笑)
すると自分のスマホに知らない電話番号から電話が、、、、
電話に出て早々からベトナム語でめちゃくちゃ話される、、、
「わたしは日本人です。ベトナム語を話せません」とベトナム語で回答(←これだけはベトナム語で言えるようになった)
相手は「Zalo!Zalo!」と連呼。
きっと話が通じないからZaloで送るよってことなんだろうなあ。
ベトナムでよく使われるメッセージアプリ。日本でいうLINEみたいなもの。
LINEと同じようにメッセージ・電話・テレビ電話などができる。
電話の相手はViettleの店員さんで、「スマホの契約を更新してください」とのメッセージが。
結局はViettleのお店に行って、SIMカードの更新をしてくださいと言って、思ったよりも簡単に更新できました。
英語で契約更新は”renew”です!
更新の際に行ったのは、Tay Ho地区のViettle。

Tay Ho地区は日本人だけでなく、欧米系の方など外国人がたくさん住んでいるので、店員さんも英語ペラペラですんなり更新できました。
更新にかかった時間は10分くらいかな?
店内もまあまあ綺麗めです。日本の通信会社とはちょっと雰囲気違うけど…。笑

更新はわたし1人で行ったのですが、店員さんはもちろんわたしのスマホを使って更新作業をするので、その間はGoogle翻訳を使えない、、、。
わたしはなんとか乗り切れましたが、不安な場合は旦那さんなど誰かと一緒に行くのをオススメします。
また1年後にスマホの更新に来てね!と言われました。
Viettleのプラン内容・料金
わたしが契約している料金プランを紹介します。
プラン名 | 12v150(1ヶ月150K=150,000VNDという意味) |
料金 | 1,800,000VND/年(≒9,000円/年) |
ネットワーク内通話 | 毎日20分以下無料 |
ネットワーク外通話 | 毎日100分以下 |
データ通信 | 6GB /日 |
SMS | 受信は○、送信は× |
とりあえず↑のプランを店員さんに紹介してもらい、良さそうだったので、このプランに決めました。
ちなみにベトナム語でのプラン内容は
một tháng được miễn phí các cuộc gọi dưới 20p,có 100p ngoại mạng, ngày có 6gb
もしわたしと同じプランでいい!という場合は↑のベトナム語を店員さんに見せると、同じプランにしてくれると思います。
それかプラン名の “12v150″と言ってみてください。
プランの内容はベトナム語勉強中のわたしが翻訳したので、もし間違っているところがあったらすいません。
データ通信は 1日6GBですが家では基本的にwifiを使えますし、ほとんど電話も使わないので十分な内容です。
これで月1,000円以下とはさすがベトナム!助かりますね〜
viettleを契約した最初の1年間はSMSを使えませんでした。
電話番号を使ってショートメッセージを送れるサービス。
病院から予約の確認のSMSが届いたりする。利用頻度はそんなに高くないが使えたほうが便利。
SMSを使えなくて不便とは思いつつ、どうやったらいいかわからず初年度は SMSを使えない状態でなんとか生活していました。
1年後の更新のときに無事使えるようになりました!どうやったかはこの後紹介します。
ハノイ(ベトナム)のスマホ事情で気になることQ&A
ハノイ(ベトナム)でスマホを使っていて困ったことや日本と違う!と感じたことをQ&A形式で回答します。
Q . ベトナムでスマホを使っていて困ることは?
A . 知らない電話番号からときどき電話が来ること。
ベトナムでは電話番号を使い回すのが当たり前のようです。
おそらく前の携帯電話の持ち主だと勘違いされて、電話が来たりします(月に1回くらいのペースで)
電話に出るといきなりベトナム語で話されるので最初の頃はビビってましたが、最近はなんとも思わなくなりました。
わたしはベトナム語を習っているので「わたしは日本人です。」と言っていますが、ベトナム語を勉強する前は「I’m Japanese」と連呼していると、相手が勝手に電話を切ってくれます。笑
Q . SMSは使える?
わたしは最初の1年はSMSは受信のみできて、送信はできない状態でした。
更新時に店員さんに相談したところ、SMSの送信もできるようになりました。
「追加でお金を払えば、1年間SMSを使い放題」な感じをイメージしていましたが、ちょっと違うそう。
50,000VND(≒250円)チャージして、とりあえず50,000VND分はSMSを送れる(何通送れるかは不明)
チャージした分がなくなり、またSMSを送信したい時はViettleに行ってチャージするようです。
Q . 長期間使わないときはどうする?
A . 長期間日本に帰国する際は、スマホ会社に問い合わせてみるのが◎
長期間スマホを使わないと、もう使わないと勝手に解釈されて、自動的に自分の電話番号の権利が失効することがあるようです。
わたしは2週間ほど日本に帰国していたときは、ハノイに戻ってきても特に問題なくスマホを使えました。
1ヶ月以上など長期間でハノイ(ベトナム)を離れる場合はスマホ会社に確認してみた方が良さそうです。
まとめ|日本よりも割安でスマホを使える
この記事ではハノイ(ベトナム)駐在員のスマホの契約方法やプラン内容について紹介しました。
初めて契約するときは緊張しましたが、1度契約してしまえば快適に使用できます。
- 本契約前に短期間用SIMを買っておくのが◎
- 配偶者と違うスマホ会社にするのがオススメ!
- 1年間の長期間プランもある
- 費用は月2,000円程度
- 長期間使わない場合はスマホ会社に要問い合わせ
海外生活は未知なことばかりで不安になることも多いかもしれませんが、意外になんとかなります。
わたしもハノイに2年以上住んでみて、どんどんたくましくなってきている気がします。笑
この記事がお役に立てば嬉しいです。
コメント