ハノイの郊外にある遊園地&動物園&水族館が一体となったちょっと不思議な?バオソンパラダイス。
名前を聞いたことがあっても、まだ行ったことのない方もたくさんいるかもしれません。

バオソンパラダイスってどんな感じ?子連れで行って楽しめる?
設備が古かったりしますが、うちの子(未就学児)は動物大好きなこともあり、年に数回行っています。
この記事ではハノイで子育て中の筆者がバオソンパラダイスに実際行ってみた感想と園内のようすを紹介!
週末のハノイでの過ごし方がマンネリ化している方にもオススメです。

動物へのエサやりや水族館など、小さい子連れにはオススメの場所!
- バオソンパラダイスの基本情報
- バオソンパラダイスの館内のようす
- バオソンパラダイスの楽しみ方
バオソンパラダイスの基本情報
バオソンパラダイスはハノイ郊外にあるテーマパークです。

名前 | バオソンパラダイス ベトナム語名:Công Viên Thiên Đường Bảo Sơn |
ホームページ | https://baosonparadise.vn/(英語・ベトナム語のみ) |
住所 | Km5+200, Đ. Lê Trọng Tấn, An Khánh, Hoài Đức, Hà Nội |
営業時間 | 8:00〜 17:00 |
バオソンパラダイスへのアクセス
バオソンパラダイスはハノイの郊外にあるので、少し遠いです。
ハノイの観光地ホアンキエム湖からは約20km(渋滞で1時間くらかかることも)です。
わたしたちは往復Grab(タクシーの配車アプリ)で行きました。
帰り(バオソンパラダイス→ハノイ市内)もすぐにGrabが見つかりました。
ちなみに片道200,000VND(≒1,000円)くらい。タクシーが安いのは助かる!
バオソンパラダイスのチケット料金
▼バオソンパラダイスの料金

入場前にチケットを購入する必要があります。
火曜〜土曜 | 日曜 | |
チケットの種類 | 入場料のみ | オールインワンチケット |
子ども(1m〜1.3m) | 150,000VND(≒750円) | 250,000VND(≒1,250円) |
大人(1.3m以上) | 200,000VND(≒1,000円) | 300,000VND(≒1,500円) |
子どもは身長が1.3m以上から大人料金になります。
そして1m以下の子どもは無料という太っ腹さ!うちの子はしばらく無料で楽しめそう◎
火曜〜土曜のチケットは入場料のみが含まれるチケットなので、アトラクションに乗るには別途お金を支払う必要があります。

アトラクションにたくさん乗りたい場合は、日曜に行くのがお得かも!?
▼乗り物やアトラクションの価格表

それにしても動物園・水族館が両方楽しめて大人1人1,000円(火〜土)というのは破格!
バオソンパラダイスの園内マップ
バオソンパラダイス内はかなり広いので、事前にだいたいの場所を確認しておくとスムーズに回れそう◎

簡単にエリア分けするとこんな感じ。

適当に歩いていると目的地まですごく時間がかかることもあるので注意が必要です。
入り口に全体マップがあるので、写メっておくのがオススメです。(ベトナム語ですが …)
バオソンパラダイスの園内のようす
入場口のようす
日曜日に行ったのにまったく混雑していなくてビックリ。

こんなに空いているテーマパークってある?って思うほど。
入り口を入ると広場がありますが、ここも閑散としています。
ちょっと老朽化している感じは、、、、あります。謎の置物もいろんな場所にあります。笑

アトラクションのようす
・2階建てメリーゴーランド
・空中ブランコ
・バイキングなど定番のアトラクションもあります。
ほぼすべてのアトラクションが全然並んでいないという状態。
アトラクション自体も結構年季が入っているなあ〜という印象です。
▼ゴーカート風のアトラクション。

すべてのアトラクションには身長制限の看板があるので、わかりやすいです。

VRが体験できるゲームセンターのようなものもありました。50,000VND(≒250円)かかるそう。

イスに座って映像を見るアトラクションもあります。

▼定番のメリーゴーランドは2階建て

2歳の子どもは大人同伴で乗れました!めちゃくちゃ楽しそうだった〜
工事中エリアもありました。新しいアトラクションができるそう。これからに期待!

バギーのようなもので移動している人を見かけました。園内は意外に広いので、バギーで移動したら楽そう。

屋内遊び場のようす
小さいお子さんは身長制限でアトラクションに乗れないこともありますよね。
小さいお子さんでも遊べるような屋内の遊び場もあります(追加料金なしで利用可)
ベトナム語で Khu trò chơi(ゲームエリア)です。
ベトナムの屋内遊び場は靴下マストなことが多いので、持っていきましょう。
靴下を持っていかないと、有料でその場で買うことになるようです。
いろいろなサイズのトランポリンがたくさん。奥には滑り台もあります。

人がカゴの中に入ってぬいぐるみを取るという”人間UFOキャッチャー”。斬新(笑)

結構急な滑り台。

低い高さのものから、階段上に高い高さのものに登っていくやつ。

アスレチックのような遊具もたくさんあったので、未就学児〜小学生くらいまで楽しめそう。
たまに汚れているところや壊れている部分があったりしました。
日本の子どもの遊び場をイメージしていくとガッカリするかもしれません。苦笑
動物園のようす

個人的に一番感動したのは動物園エリア!
高い歩道橋のような通路が続いており、上から動物を見るという珍しい形です。
自分たちの足元にキリンがいて、かなり動物との距離が近いので大人も楽しめました◎
まずはマップを確認。黄色いラインの通りに行くと、上から動物を見られます。

最初は爬虫類(ヘビ、ヤモリ、イグアナ系)やワニエリアです。
ガラスの中にそれぞれ動物たちがいます。

ヤモリにハマっているうちの子は興奮していました(笑)
わたしは爬虫類が苦手なので、ひたすらビビりながら歩いていました。
目線が低い子どもでも抱っこしなくて見える高さなのが嬉しい◎
▼寝ているトラを上から眺めるの図

落ちたら食べられるのかなーとかビクビクしながら通路を歩いていました。笑
一番の目玉はキリン!この距離!

子どもが興奮していましたが、わたしも楽しめました。
ハノイのもう1つの動物園トゥーレ公園にはキリンがいないので、ハノイでキリンを見られるのはココだけ?
▼トゥーレ公園についてはこちら
ベトナムハノイのトゥーレ公園(動物園・遊園地)|料金・園内のようす・感想をハノイ在住者が紹介
エサやりもできるみたいですが、エサが売っているときと売っていないときがあるよう。
エサは1つ5,000VND(≒25円)やすっ!
お立ち台的なところは閉鎖されていましたが、本来はここでエサやりできるのかな?


ゾウもこの距離。とにかく近い!鼻の中までしっかり見えました。
ゾウにもバナナのエサやりができて、うちの子は超満足気でした◎

そのほかにもライオン、シマウマ、鹿、ラクダ、ヤギなどなど。
小屋の中に入っていて見れない動物もいましたが、今までにない距離感で動物を見れて、ここだけで結構満足しました。
水族館のようす
お次は水族館!水族館はバオソンパラダイスの中心あたりにある岩山のような建物の中にあります。

階段を下に下ると水族館入り口があります。

園内が広すぎて、なかなか水族館の入り口に辿り着けませんでした。
水族館の入り口に到着!洞窟チックな雰囲気です。

注意事項(ベトナム語と英語)

初めに入ると大きめの水槽があります。

水槽のトンネルもあります。これは迫力満点!サメも見れました。

ワンフロアにいろいろな魚がいるわけではなく、結構入り組んだ館内になっていて、階段を何度も上り下りする必要がありました。
エレベーターがあるのに壊れていて動かなかったし…。
ベビーカー持参で行ったので、階段ではわたしが子どもを抱っこ、夫はベビーカーを持つという感じでなかなかしんどかった…。

すごくたくさんの魚の種類がいたので、見応えは抜群でした。

トイレもベトナムでは比較的キレイめ。

ベトナムではキレイめトイレを見つけたら、トイレに行っておくのが◎

水族館の最上階には恐竜(鳴き声あり&動く)がいました。
恐竜好きキッズにはたまらない♪

▼ちなみにハノイのもう1つの水族館については次の記事で紹介。
ハノイ水族館|ロッテワールドアクアリウム ハノイ(Lotte World Aquarium Hanoi)
ハッピーファームのようす
日本でいう動物との触れ合いコーナー。
このエリアは他のエリアと比べてかなり新しくて清潔な気がしました!
間近でウサギ・ヤギ・羊・ウマなどの動物を見れたり、エサやりもできます。
子どもが1歳のときに行ったときは動物との距離が近くで怖がっていましたが、2歳になってからは大興奮でした。

綺麗に舗装された道が続き、雰囲気もいい感じ。
ログハウスのような建物が立ち並びます。

案内板もあるので、それぞれの動物がいる場所もわかりやすい。

アスレチックの遊具もあります。2歳のうちの子にはまだ早すぎたみたい。
幼稚園児〜小学生くらいまで楽しめるかな?

ベトナムでこの清潔に保たれたプレイグラウンド(遊具)はかなり貴重。

うちの子は柵越しにヤギとコミュニケーション取ってました(笑)
ウォーターパークのようす
わたしは涼しい時期に行ったので、プールに入れるほど暑くなかったですが巨大なウォーターパークがあります。
スライダーやアスレチックがたくさん。

柵の外からで少しわかりづらいですが、小さい子供が遊べるようなスペースもあります。

もちろんスライダーも。

設備が老朽化していないのかちょっと不安ですが、次回はウォーターパークにも行ってみたい!
売店・レストランのようす
行ったのが冬場だったからかもしれませんが、閉まっている売店やレストランが多かったです…。
カフェ・売店→赤
レストラン→黄色

わたしが唯一オープンしているのを見つけたのは、黄色の☆のSEA BAYレストラン(Nhà Hàng SEA BAY)。
※Nhà Hàngはベトナム語でレストランの意味。
マップのNo.25の売店(Phong đình1)で、アイスと飲み物を買って休憩しました。

アイスはスーパーで売っているような普通のアイス。飲み物はコーラなど缶ジュースが多めでした。
フライドチキンとか売っていそうだけど閉まっていました。

外観にはコーヒーやスムージーと書いてありますが、閉まっています…。

お昼ご飯はバオソンパラダイスの外で食べるのが良いかも◎
気になることをQ&A形式で回答
ここからはバオソンパラダイスについて、気になりがちなことをQ&A形式で回答します。
Q . ベビーカーは持って行った方が良い?
A . テーマパーク内は広いので、小さいお子さん連れはあると便利。
うちの子はもう歩けますが、長い距離を歩くと疲れて抱っこになります。
親もずっと抱っこは大変なので、移動ではベビーカーが活躍しました。
しかし日本のように園内がすべてバリアフリーというわけではありません。
動物園エリアに階段があったり(↓)、水族館内にも階段がありますがエレベーターやスロープはありませんでした。

↑ベトナムでは段差の手前でベビーカーを置いていく人もいます。
わたしは盗難が怖くていつも持ち運んでいますが…。
ベビーカーを持ち運ぶ機会があるかもしれないと覚悟していきましょう。
園内の通路はかなり広いので、ベビーカーでもスイスイです。

Q . バオソンパラダイスは何歳くらいまで楽しめる?
A . アトラクションもたくさんあるので、未就学児〜小学生まで楽しめそう◎
アトラクションは身長制限があるので、小さいお子さんはあまり乗れませんが、小学生のお子さんはアトラクションでかなり楽しめそう。
わたしが行ったときはベトナムの小学生か中学生の団体がいて、アトラクションに乗ってかなり楽しんでいました。
Q . お昼ご飯を食べられる場所はある?
A . レストランがいくつかありますが、閉店していることも多いので他の場所で食べるのがオススメ。
いくつかレストランがありましたが、閉まっているところが多かったです。
韓国人街のミーディンが近いので、わたしたちは帰りに韓国ランチをしました。
バオソンパラダイスからミーディンまでは約10km(10〜20分ほど)。

ハノイ在住の日本人に人気なのは百済カルビという韓国焼肉屋さん。
Q .観光で行くのはどう?
A . 涼しい時期(11〜3月くらい)なら行くのもアリかも。
ハノイの夏は本当に暑い!最高気温は40度近いので、外のテーマパークで歩き回れるような気温ではありません。
なので、バオソンパラダイスに行くなら涼しい時期がオススメ。
しかし、ハノイの中心部からは結構遠いので、アクセスはあまり良くありません。
わざわざ行く感じになるので、ハノイ滞在日数が短い場合はわざわざ行かなくてもいい気がします…。
Q . 所要時間は?
A . お子さんの年齢によって違うと思いますが、2時間から1日中遊べます。
うちの子はまだ2歳で身長制限によりほとんどのアトラクションは乗れませんでした。
動物園エリア→ファームでヤギ観察の約2時間でもう大満足。
水族館にも行きましたが、途中で疲れたようで帰ってきました。
アトラクションに乗れるお子さんなら、もっと楽しめるかなーと思います。
小学生が友達と行ったりしたら、1日中遊べるかも?
Q . 混雑状況は?
A . 週末は団体がいることもあり混んでいるが、日本のテーマパークよりは混んでいない。
わたしは毎回週末に行っていますが、ほぼお客さんがいない時や団体の学生がたくさんいる時がありました。
どちらにしても日本のテーマパークほど混むことはありません。
わたしたちが帰る頃(13:00)は入り口が激混み。

アトラクションにはほとんど人が並んでいないことが多く、並んでも10分待ちとか。
日曜(昨年の12月)に行ったときは、めちゃくちゃ空いていました。気温も低かったので寒がりのベトナム人はあんまり外出しないのかも?
まとめ|遊園地・動物園・水族館を一気に楽しめる!
いかがでしたか?この記事ではハノイにあるバオソンパラダイスについて紹介しました。
- 動物園、水族館、遊園地が一体となったテーマパーク
- 設備はちょっと古め
- 日曜と日曜以外で入場料が違う
- 身長1m以下は無料
- レストランは閉店しているところもある
日本の有名なテーマパークを想像して行くとガッカリしてしまうかもしれませんが(若干施設が古いし、管理が行き届いていないのでは?と思うこともある)
ハノイは娯楽があんまりないので、我が家は涼しくて天気の良い日は行っています。
2歳児の子どもは動物を間近で見られて大興奮しています。
友達にも紹介したところ、「微妙だった〜」や「広すぎて疲れた〜」という声も。
ハノイの中心部からは少し遠いですが、値段も1人2,000円以下とリーズナブルなので、週末のお出かけスポットに迷ったら行ってみてはいかがでしょうか?
参考になれば幸いです。