ベトナム語を勉強している方は、力試しにベトナム語検定を受けたいと思うかもしれません。
日本で受けられるベトナム語検定には2種類あり、どちらを受けるべきか・どう違うのか疑問に思いますよね。
わたしはベトナムのハノイに約3年住んでいる、ベトナム語勉強歴2年の主婦です。
日本に一時帰国した際に国際ベトナム語能力試験(iVPT)のレベルAの過去問を日本で買ってきて、解いてみました。
質問文などすべてがベトナム語ということで、ハードル高めでした…。

試験の説明もベトナム語だから、いつからリスニングの試験が始まったか、わからなくなりそう!笑
この記事では、レベルA(一番簡単なもの)の過去問を受けた感想や結果を紹介します。
ベトナム語検定を受けるか迷っている方、どんな難易度か気になっている方には必見の内容です!
- レベルAの過去問を解いた結果・感想
- レベルAの過去問を受ける前に費やした勉強時間や単語力
ベトナム語検定にはどんな種類がある?
日本で受けられるベトナム語検定は2種類あります。
▼日本で受験できるベトナム語検定
| 級・レベル | 開催地 | 開催頻度 | |
| 実用ベトナム語 技能検定試験 (ViLT) | 1〜準6級 | 日本 (東京) | 年1回 |
| 国際ベトナム語 能力検定 (iVPT) ↑今回解いたもの | レベルA〜C (A1 基礎級レベル A2 初級レベル B1 中級レベル B2 中上級レベル C1 上級レベル C2 専門レベル) | 日本 (東京) | 年1回 |
You Tubeなどを見ても、実用ベトナム語技能検定試験(ViLT)対策をあげている動画が多いですね。
逆に国際ベトナム語能力検定の情報はあまり載っていないようです….。
国際ベトナム語能力試験(iVPT)レベルA|過去問の点数と感想

国際ベトナム語能力試験とはどんな試験なのか、どこで作成しているのか、確認してみましょう。
「国際ベトナム語能力試験」(International Vietnamese Proficiency Test; Kỳ Thi Năng Lực Tiếng Việt Quốc Tế) は、台湾国立成功大学ベトナム研究センター及び社団法人台越文化協会の共同研究開発に端を発するベトナム語能力認定制度である。
公式ホームページより
ベトナムの大学などが行っている試験ではなく、台湾の大学が主導となって行っている試験です。
わたしのベトナム語の先生の話によると、台湾の方と国際結婚し、台湾に移住するベトナム人が多く、それで台湾の大学でもベトナム語学習に力を入れているとか….。
今回買った過去問にはAレベルとBレベルのそれぞれの問題が掲載されています。
その中でも今回は簡単なAレベルに挑戦しました!
レベルAの試験内容
初級試験は聴解(リスニング)と読解の2つに分かれています。
内容と形式 時間 配点 (a)聴解試験(単一選択問題 20 問)
1. 聞き取りによる選択問題-8 問
2. 絵を見て答える選択問題-6 問
3. 会話理解-6 問約 20 分
実際の試験
内容により多少前後する50 点 (b)読解試験(単一選択問題 20 問)
1. 絵を見て答える選択問題-8 問
2. 語句補充-8 問
3. 短文理解-4 問20 分 50 点 100点 国際ベトナム語能力試験の公式ホームページより
Aレベルではすべて選択式の問題(4択から選ぶ)ので、自由記述などの問題はありません。
しかしリスニングは1回のみしか音声が流れません….。←これはきつい…。
レベルB(中級)の試験からは筆記試験(自由記述)と口述試験が加わるので、一気に難易度が上がりますね….。
そもそもレベルAでもかなり難しかったから、わたしはいつレベルBを受けられるレベルに達するのか….。
レベルA過去問の点数
レベルA試験の総得点によって、A1基礎レベルかA2初級レベルにレベル分けされます。
レベル 得点 A1 基礎レベル 60<=総得点<=79 A2初級レベル 80<=総得点<=100 ※ 総得点が 60 点以上の場合に限り、レベル証明書の申請が可能。
わたしが買った過去問には、配点が書いていなく正確な点数は出せなかったので、正答率=得点として計算しました。
▼筆者の得点率
| 自分の点数(得点率)/満点 | |
| 聴解(リスニング) | 27点(=正答率55%)/50 点 |
| 読解(リーディング) | 35点(=正答率70%)/50 点 |
| 合計 | 62点(=正答率62%)/100 点 |
62点だったので、A1基礎レベルでした。
ベトナム語を勉強して2年で、この試験で一番ランクが下のA1レベル(しかもめっちゃギリギリ)ってのはちょっと落ち込みました….。

この試験で80点以上取れる自身はまだまだないよ….
レベルAの過去問を解いた感想
レベルAの問題を解いて感じたのは、めちゃくちゃ難しい….。

ほんとにこれって初級レベルの問題?って感じです…
わたしはベトナム語検定(ViLT)の準6級・6級の過去問も解いてみましたが、そちらと比較しても余裕で難しいです!
- 試験がすべてベトナム語という時点でかなりハードルが高い
- マイナーな単語が多々出てくる
- ひっかけ問題のようなものもあり
試験がすべてベトナム語という時点でかなりハードルが高い
実用ベトナム語技能検定試験(もう1つのベトナム語検定)は問題文や質問はすべて日本語で書かれています。
しかし、今回わたしが受けた国際ベトナム語能力試験(iVPT)はリスニングも読解もすべてベトナム語。
そもそも試験の流れとしては次のとおり。
1 . 試験の注意事項(この試験は制限時間○分です的な)
2 . 聴解(リスニング)
3 . 読解(リーディング)
リスニングの前の試験の注意事項が何を言っているかまったくわからず(笑)
いつリスニングの試験が始まるかドキドキしながら聞いていました。

気づいたらリスニングの試験終わってたらどうしよう….苦笑
例えば、聴解リスニングでは
・イラストを見て回答する問題
→下の絵に当てはまるものは何ですか←これもベトナム語で言われる
・会話を聞いて質問に答える問題
→男の子が言った内容と同じものはどれですか←これもベトナム語で言われる
読解(リーディング)では
・イラストを見て回答する問題
→下の絵を一番適切に表現している文章は次のうちどれですか←これもベトナム語で書いてある
・文章を読んで回答する問題
→この文章は何について書かれていますか←これもベトナム語で書いてある
つまり、試験の文章の中に日本語や英語は全く出てこず、すべてベトナム語。
なので、質問文の中の単語がわからず、何を聞かれているかわからない問題も多々。
試験の質問文によく使われがちなベトナム語も覚える必要があると実感しました。
【問題文で使われがちなベトナム語(例)】
・đáp an:正解、答え
・hình:絵
・câu:文章
マイナーな単語が多々出てくる
この試験が台湾で作られているからか、「この単語、普段の生活でなかなか使わなくない??」ってツッコミたくなる単語がたくさん出てきました。
わたしは英語も勉強していますが(現時点ではベトナム語より英語の方が断然得意)、英語ですらわからない単語がたくさんありました。
・食べ物
・スポーツ
・日用品
など幅広いジャンルの語彙力が試されます。
ベトナム語の勉強不足だからわからない単語というより、そもそもマイナーすぎて知らない単語という感じでした。
公式ホームページに模擬試験内容が掲載されていますが、読解問題の中にRoi(レンブ)という単語が出てきます。
フルーツの名前はわたしもいくつか勉強しました。
・マンゴー:xoài
・すいか:dưa hấu
・バナナ:chuối
などなど定番は覚えたつもりでした。
でもレンブって….。日本語で聞いてもイメージが湧きません。笑
こんな感じで、ワードチョイスがちょっとマイナーだなぁと感じました。
しかもこの単語を知らなければ解けない!という問題が多いので、文法よりは語彙力が試される試験だと感じました。
過去問を自分で解き終わった後にベトナム語の先生と一緒に復習をしましたが、ベトナム語の先生も「なんで初級でこんなに普段使わないような単語を出すんだろう…」と言っていました。
ひっかけ問題のようなものもあり

TOEICなど英語のリスニングの試験で「聞こえた単語が選択肢にあったから選んだらひっかけだった」など経験はありませんか?
Aレベルの問題もまさにこのような問題があり、すべての文章の意味をきっちりわかっていないと、間違えてしまう問題がありました。

ことごとくひっかかるわたし….笑
わたしが特に難しいと感じたのはリスニング。
スピードも速いし、1回しか音声は再生されないので、限られた時間の中で正しく意味を理解するのが大変でした。
いつもは対話メインで練習しており、リスニングの試験にわたしが慣れていないのもあるので、これからは少しずつ練習していきたいと思います。
今までのベトナム語勉強時間や単語数は?

・現時点での学習時間:約350時間
・現時点の単語数:約1,200語
わたしはかれこれベトナム語を2年以上勉強しており、メインはベトナム語の先生とのマンツーマンレッスンです。
1日最低30分を目標に、マンツーマンレッスンの予習や復習を勉強しています。
ベトナム在住の日本人の方の中には、ベトナムの大学で勉強している方もいますが、わたしは参加したことがありません。
自分で感じるベトナム語のレベルは
○自己紹介ができる
○お店で注文などができる
など基本的な会話はベトナム語でできるようになってきました。
でも日常会話(趣味の話、仕事の話)となると、まだまだわからない単語が多く、まともに会話できません。
ベトナム語の先生とは、ベトナム語(7割):英語(3割)くらいの割合で話しています。
なので、今回の試験で質問文がベトナム語で書かれていても少し理解できる部分もありました。
普段からベトナム語の勉強を日本語でしている場合は、この試験がもっと難しいと感じるかもしれません。
逆にベトナムの大学などで授業もベトナム語で受けている方にとっては、簡単だと感じるかもしれません。
結論|国際ベトナム語能力試験(iVPT)の過去問を解いてよかった!
国際ベトナム語能力試験(iVPT)の過去問はめちゃくちゃ難しくて、正直心折れましたが(笑)
わたしは解いてみてよかったなあと思っています。
理由は、わたしは今後ベトナムの大学で実施している外国人向けベトナム語試験を受けようとしているからです。
ベトナムの大学で実施している試験は、もちろん問題もすべてベトナム語で書かれています。
なので、質問文でよく使われるベトナム語の単語などを事前に勉強するための教材としてはピッタリです。
ベトナムの大学で実施している試験は過去問なども販売していないようで、情報収集が大変なので。
そういう意味でも、すべてベトナム語で書かれた試験の雰囲気を感じることができてよかったです。
まとめ|問題文もすべてベトナム語の国際ベトナム語能力試験(iVPT)
いかがでしたか?
この記事では、ベトナム在住でベトナム語勉強中の筆者が国際ベトナム語能力試験(iVPT)のAレベル(一番簡単)の過去問を解いた感想や結果を紹介しました。
- 過去問は日本で購入可能
- 問題文もすべてベトナム語なので、初心者にはハードル高め
- Aレベル(一番簡単)とはいえ、マイナーな単語が出てきたり、ひっかけのような問題も
かなり難しく、A1の合格ラインギリギリで「もう少し点数取りたいな〜」と悔しい気持ちもありますが、”すべてベトナム語で書かれた試験の問題を解いた”という意味ではかなり自分の経験UPに繋がりました。
特に今後ベトナムでベトナム語検定を受けたい!という人はこの過去問で演習するのはオススメです♪
問題文でよく使われる単語などもしっかり復習しておきたいと思います♪
ベトナム語は本当に難しいですが、諦めずに頑張りましょう!!
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