【ベトナム駐在】ベトナム語初心者の筆者が感じた5つの挫折ポイントと解決法を紹介

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「ベトナム語の勉強を始めたけど、挫折しそう…」と思っているかもしれません。

ベトナム語難しすぎて挫折しそう….

わたしはベトナム語を1年以上勉強していますが、勉強を始めた頃はなにがなんだかさっぱりわからず、何度も心が折れそう!と感じていました

しかし、今では少しずつベトナム人とも会話ができるようになってきて、楽しくなってきました。

わたしの友達(ベトナム在住日本人)でもベトナム語を勉強し始めたものの、難しすぎて辞めてしまった人が何人もいます。

この記事では、ベトナム在住でベトナム語勉強中の筆者が、初心者がつまずきがちなベトナム語の挫折ポイントとそれを解決した方法(まだ解決していないものもたくさん)を紹介します。

「ベトナム語が難しすぎて諦めようかな…」と感じている方の少しでも参考になれば嬉しいです。

ベトナム語学習で1番大切なのは続けること!

この記事でわかること
  • ベトナム語初心者が陥りがちな挫折ポイント
  • 筆者が挫折ポイントを乗り越えた方法
  • ベトナム語超初心者から少し話せるまでに勉強した方法

ベトナム語初心者の筆者が感じた5つの挫折ポイント

ベトナム語のテキスト

まずは、ベトナム語を始めたばかりの頃に「ベトナム語の勉強挫折しそう….」とよく感じていたポイントを5つ紹介します。

ベトナム語5つの挫折ポイント
  1. ベトナム語で話しかけても伝わらない|スピーキング
  2. ベトナム人と何を話していいかわからない|スピーキング
  3. どこからどこまでが1つの単語かわからない|リーディング
  4. つづりが似ていて意味が異なる単語が多すぎる|リーディング
  5. 聞いても単語のつづりなのかわからない|リスニング
ハノミー
ハノミー

ベトナム語勉強して1年経つまでは挫折ポイントが何回もあったなぁ….

今でも挫折したくなることも多々ありますよ。自分のペースで頑張ろうっ!と心に決めています。

ベトナム語で話しかけても伝わらない|スピーキング

これはきっとベトナム語勉強者なら絶対に通る道!!

ベトナム語を勉強していると、タクシーの運転手などに「よし!ベトナム語で話してみよう!」と心に決め、緊張を振り絞って話しかけてみると…

ハノミー
ハノミー

Bao nhiêu tiền(何円ですか?)

「はぁ?」と真顔で聞き返される…。涙

ボキッ←心が折れる音

これで何回心が折れかけたかわかりません。笑

外国人が話すベトナム語ランキングおそらく5位以内にランクインする鉄板フレーズ”Bao nhiêu tiền(何円ですか?)”すら伝わらなかったです。

日本人が「はぁ?」と言われるとケンカを売られている印象だったり、強く言われている気がして、とにかくいい気はしません。

しかし、ベトナム語で「はぁ?(Hả?)」は日本語でいう「え?」みたいな聞き返すときの言い方なので、特に怒っているわけではないそう

そもそもベトナム人は外国人がベトナム語を話していると思っていない場合もあるようです。

なので「わたし、今からベトナム語話しまーす!」という意味も込めて、

最初に
・Anh ơi(話し相手が年上の男性)
・Em ơi(話し相手が年下 ※男女関係なし)
のような日本語で「すいません!」というような言葉を言ってから、ベトナム語を話すようにしています。

最近わたしはベトナム人から聞き返されることが少なくなってきました。

1年以上勉強していて、発音も少しマシになってきたのかもしれません。

Anh ơi!Em ơi!などと言ってから、ベトナム語で話し始める

ベトナム人と何を話していいかわからない(スピーキング)

ベトナム語の勉強で大事なのはもちろん“ベトナム人とベトナム語を話す練習をすること”

「ベトナムに住んでいるんだったら、話す機会なんてたくさんあるし、あっという間に上達するでしょ?」と思うかもしれません。

わたし自身もベトナムに引っ越す前はそう思っていました。

しかし、いざベトナムに住んでみると、ベトナム人はたくさんいるのに何を話すべきか、どうやってベトナム人にベトナム語で話しかけるかわからなくなりました

特にわたしが住んでいるハノイでは、英語が上手なベトナム人が多い&テクノロジーの発達であまりベトナム語を話さずとも生活できてしまうからです。

・住んでいるサービスアパートのスタッフ
 →英語が上手なので、ベトナム語を話さなくても大丈夫
・スーパーやカフェの店員さん
 →多くの店員さんは英語を話せる。買い物だけなら話す必要はない
・タクシーの運転手
 →Grab(タクシーの配車アプリ)だと目的地を先に入力するので、道案内など運転手と話す必要がない

そしてベトナム語勉強したての頃は、知っている単語が少なすぎて自分で話しかけても会話が続かないことが目に見えています。

ハノミー
ハノミー

ベトナム語で何を質問されても、答えられる自信がない(ボキャブラリー不足)

なので「自分でどうにかベトナム語を練習する環境やベトナム語を練習するぞ!」と頑張らないと上達しないと思いました。

まったく知らない人に勉強したてのベトナム語で話しかけるのは、かなり勇気がいります。

なので、ベトナム人の練習相手になってくれそうな身近な人を見つけるのが一番手っ取り早いです◎

わたしは
・よく行くスーパーのフレンドリーな店員さん
・よく行く日本食レストランの店員さん
 →日本語を話せる人が多いので、ベトナム語を教えてもらいやすい
など身近なベトナム人にベトナム語勉強しているアピールをしていました。

ハノミー
ハノミー

Em đang học tiếng Việt(ベトナム語を勉強しています)

日本人がベトナム語を勉強していると聞くと、「おー!」と嬉しそうにベトナム語で話しかけてくれる人もたくさんいます。

身近な練習相手は、わたしがベトナム語を勉強していることを知っているので、多少発音が下手でもなんとか理解してくれます。

そして練習相手になってくれる人に事前に考えておいたフレーズで話しかけてみます。(いきなり話すのは今のわたしも絶対無理)

わたしの鉄板フレーズは、天気!に関すること

日本でも会話の始まりは「今日は暑いね〜」「寒くなってきたね〜」など天気や気温に関することを話したりしますよね。ベトナム語も同じです。

・Hôm nay trời nóng.(今日は暑いです)
・Sáng nay trời lạnh.(今朝は寒かったです)
・Hôm nay trời mưa.(今日は雨です)

などなど。”Hôm nay trời mưa.(今日は雨です)”をベトナム人の練習相手に連呼していたら、当時1歳の日本語もそんなに話せないうちの子がmưaという単語を覚えていました。笑

天気の話に慣れてきたら、今日することをベトナム語で話してみたり。

・Chúng tôi đi công viên.(私たちは公園に行きます)
・Em đi mua sắm.(私は買い物に行きます)

など少しずつ自分が話せるベトナム語の文章を増やしていっています。

身近な練習相手を見つけ、自分の鉄板フレーズを準備しておく!

どこからどこまでが1つの単語かわからない|リーディング

ベトナム語は基本的にアルファベットを使っていますが、英語のように1つの単語がひとまとまりではありません。

2つの単語で1つの意味ということもあります。

例えば、今(いま)という意味の単語は
・英語    → now
・ベトナム語 → bây giờ

となります。

日本語で「今何時ですか?」のベトナム語と英語はこんな感じ↓

Bây giờは2つの単語で”now”という意味なのに、mấy giờはそれぞれ”what””time”という意味。

ベトナム語超初心者のときはどこまでが1つの単語だかがまったくわからず、辞書で調べるにも調べられずに苦戦していました。

例えば、bây giờの場合は、
①bâyを辞書で調べる→なんか違いそう
②bây giờを辞書で調べる→どうやらbây giờで1つの単語らしいことがわかる

ちなみにこの問題はベトナム語を勉強して1年以上が経った今でもよく起こります。

今ではある程度の単語を覚えているので、どこからどこまでが1つの単語がだんだんわかるようになってきました。

というかわかる単語を取り除いていくとわからない単語だけが残り、なんとなく想像がつくようになります。

ベトナム語の勉強を続けてきて、なんとなく勘がついてきたのもあるかも!

ベトナム語の勉強を続けて、知っている単語をどんどん増やしていくことが最大の近道なんだと感じています。

(もちろんそこまで何度も挫折しそうになりましたがw)

ひたすら地道に単語力を増やす!

つづりが似ていて意味が異なる単語が多すぎる|リーディング

ベトナム語はつづり(英語でいうとスペル)が一緒なのに、音の高さで意味が変わる単語が多すぎる….。

母音が日本語よりも多いので、日本人には同じように聞こえてしまう単語でも全然意味が違うんです。

そして微妙に声調を間違えたりすると、ベトナムの人に理解してもらえなかったり。

(なんとなく雰囲気で理解してよ!と思いますが、それは難しいらしい)

ベトナム語テキストには、 “つづりがほぼ同じだけど、声調が違うだけで意味が変わる単語”がたくさん書いてあって、最初に見て混乱&絶望。

ベトナム語の先生には「似ている単語を一度に練習すると、混乱するからやめた方がいいよ」と言われました。

日本人としては、mua、mùa、múa、mưaの発音がどう違うのか徹底的に知りたくなりますが、これをし始めてわたしはドツボにハマりました。

何回ベトナム語の先生に言ってもらっても、何が違うのかさっぱりわかりません。

そして嫌になって全部投げ出したくなる!笑

似ている単語にこだわりすぎず、ベトナム語の勉強を続けていたら、なんとなく自分の中で発音の違いもわかってきます。

例えば上の図で紹介した日本語で書くと「ムア」と「トイ」はきっと今リスニングの問題を出されたら、半分は正解できそう!(←1年勉強してもまだ半分!笑)

初めからすべての発音を理解しようと思わないのも、ベトナム語の勉強で挫折しないコツだと思います。

似ている単語ばかりで練習しすぎない!

聞いても単語のつづりなのかわからない|リスニング

ベトナム人の練習相手とベトナム語でなんとか会話をしようとすると、自分の知らない単語をベトナム人が言ったりします。

しかし、先ほども説明したとおりベトナム語の発音は難しくて、どの声調なのか、どの母音なのか、勉強したてのわたしのリスニング力ではまったくわかりません。

せっかくベトナム人の人がベトナム語を教えようとしてくれているのに、わたしの頭の中ではベトナム語の文字がまったく頭に浮かばないんです。

先日もベトナム語の先生と天気に関する話をしていて、先生が「最近涼しいね〜」という意味で「mát(涼しい)」と言いました。

わたしの頭の中には同じような発音の単語が浮かびますが、どれだかわからない….。

リスニングだけで、母音と声調が完全にわかるようになるのはいつになるかな…?

わたしのわからない単語が聞こえたら、すぐにメモ帳とペンを出して「これに書いて!」とお願いしていました。

わからない単語ノート

ちなみに書いてもらってもわからないこともある(笑)

ベトナム語はアルファベットが元になっていますが、ベトナム人の書くアルファベットはわたしたちが知っているのとちょっと違うことも…。

そのわからなかった単語を家に帰って調べ直し、自分のノートにメモして勉強していました。

今ではわからない単語をベトナム人から聞くと、なんとなくは単語のスペルの想像がつくようになったので、自分のスマホに入力して、「これで合ってる?」と確認しています。

google翻訳の画面をスクショしておけば、後から復習するのにも便利です。

ペンとノートを持ち歩き、自分がわからない単語をベトナム人に書いてもらうのが◎

まとめ|地道に勉強を続けることが近道!

いかがでしたか?わたしがベトナム語の勉強を始めてすぐのときに感じた挫折ポイントを紹介しました。

ベトナム語5つの挫折ポイント
  1. ベトナム語で話しかけても伝わらない|スピーキング
  2. ベトナム人と何を話していいかわからない|スピーキング
  3. どこからどこまでが1つの単語かわからない|リーディング
  4. つづりが似ていて意味が異なる単語が多すぎる|リーディング
  5. 聞いても単語のつづりなのかわからない|リスニング

ベトナム語の勉強を始めて1年以上経った今でも挫折しそうに感じることはたくさんありますが、知っている単語も増えてきて、少しずつ勉強が楽しくなってきています。

ベトナム人と会話が少しずつできてくると、勉強しがいがありますし、自分の生活に役立っているとも感じます。

何よりまずは1年間勉強を続けることが大切だと実感しています。

ベトナム語を少しずつ勉強し、ベトナム生活が充実したものになるといいですね。