ハノイ生活で気になるのは、日本と同じような食材・調味料などがどのくらい手に入るのか。
わたし自身もハノイに引っ越す前は、スーパーではどんなものを買えるのか、ハノイ生活ではどんなご飯を作れそうなのかとても気になっていました。
この記事では、ハノイ在住の筆者が実際にハノイのスーパーで買ったシーフードの種類、味、値段、買ったお店、コスパなどを紹介します。
ハノイでのシーフードの買い物事情について気になる方には必見の内容です。

ハノイでもシーフードは買えるけど、ほとんどが冷凍ですよ〜
- ハノイで買えるシーフードの種類
- ハノイで買える練り物
- シーフードを買えるお店
価格は購入時点でのものを記載していますので、ご了承ください。
はじめに|ハノイでどんなシーフードが手に入る?

日本は島国ということもあり、豊富で新鮮な魚に恵まれていますよね。
スーパーにはたくさんの種類のお刺身が売られていたり、切り身の魚も味付けされているものが売っていたり。
やはりハノイに住んでいると、日本がいかに新鮮な魚がお手頃な価格で手に入るかを実感します。
ハノイでもシーフードは手に入りますが、種類が限られていたり、冷凍で売られているものがほとんどです。
ハノイのローカルスーパーではたくさんの魚が冷蔵コーナーにも売っていますが、
・魚の名前がベトナム語なのでわからない(川魚が多め)
・大きめの魚が1匹どーーーんと売られている
・衛生面が心配
などの理由から、ハノイ在住日本人は冷凍の魚を買う人が多いという話を聞きます。(わたしも)
なので日系のスーパーの日本語表記されているものを買ったり、日本の会社が販売しているシーフードを買ったり。
ハノイで日本人に馴染みがある魚を買えるおもなお店は次のとおり。
- スーパー富分
- MASUDA精肉店
- さかな屋Hanoi
わたし自身はシーフードはなかなか冒険できていない(値段もまあまあ高めのものが多いし)ので、鮭とサバばかり買っています。笑
アサリや牡蠣などもスーパーで売っていますが、なんせ食あたりにならないか不安。(ハノイ生活ではただでさえ半年に1回くらい原因不明の腹痛に襲われたりするので)
“魚料理はマンネリ化しがち”というのは、ハノイ在住の日本人の友達と話していてよく話題になります。
ハノイで買ったシーフード一覧
刺身
海外生活で恋しくなる日本食といえば、やっぱりお刺身&寿司!

記念日やちょっと頑張ったご褒美!というときはこのお刺身セットを頼みます。
数ヶ月に1回このお刺身セットを食べるだけで、魚欲(無性に生魚を食べたくなる欲)が収まります。笑
- 商品名:刺身盛り2〜3人前
- 値段:500,000VND(≒2,500円) ※2025.1月時点
- 売っているお店:さかな屋さん
- 数:魚5種類(日本産2種類、ベトナム産3種類)
どのネタも厚切りで贅沢。特に中トロは絶品です。
さかな屋hanoiさんは日本の美味しくて新鮮な魚を取り扱っているお店です。
・節分のときは恵方巻き
・土用の丑の日には鰻
・年末にはおせち
と季節ごとの商品も販売しているので、ハノイにいながら日本のイベントを楽しむこともできます。
鮭
まずは日本での魚の定番といえば鮭!
ハノイでも比較的鮭は手に入りやすいです◎
お刺身のサーモンもよく売られています。
買ったお店 | 100gあたり | |
甘塩鮭切り身 | 富分 | 35,800VND(≒179円) |
鮭|blue | ロッテモールウェストレイク | 54,500VND(≒272.5円) |
鮭|中山食品 | MASUDA精肉店 | 64,285VND(≒321円) |
甘塩鮭切り身|富分 ※冷凍

- 値段:64,440VND ※2024.12月時点
- 売っているお店:富分
- 数:2切れ
- 重量:180g
- 100gあたり: 35,800VND(≒179円)
ハノイの日系スーパー富分で売っていた冷凍の鮭。
ハノイではあまり見かけない塩鮭です。
味がしっかり目についていたので、焼くだけでいいおかずになりそう◎
うちの子はまだ小さいので、ちょっと味が濃すぎかな?と思いました。
鮭|blue ※冷凍


2切れかと思いましたが、3切れ入っていました。

- 値段:109,000VND(≒545円) ※2025.3月時点
- 売っているお店:ロッテモールウェストレイク
- 数:3切れ
- 重量:200g
- 100gあたり: 54,500VND(≒272.5円)
こちらはロッテで売っている冷凍鮭。おそらく味は何もついていないです。
味は美味しいですが、ちょっと値段は高めかも?
鮭|中山商店 ※冷凍


- 値段:180,000VND(≒900円) ※2025.3月時点
- 売っているお店:MASUDA精肉店
- 数:4切れ
- 重量:280g
- 100gあたり:64,285VND(≒321円)
鯖(サバ)
日本に住んでいるときはあまり魚が好きではなかったんですが、ハノイに住んでから無性にサバを食べたくなります。
買ったお店 | 100gあたり | |
蒲焼き用サバ ※骨なし|blue | ロッテモールウェストレイク | 25,500VND(≒127.5円) |
サバ|blue | ロッテモールウェストレイク | 21,960VND(≒109.8円) |
サバ|中山商店 | MASUDA精肉店 | 26,666VND(≒133円) |
蒲焼き用サバ 骨なし|blue ※冷凍


- 値段:69,000VND(≒345円) ※2024.9月時点
- 売っているお店:ロッテモールウェストレイク
- 数:2切れ
- 重量:270g
- 100gあたり: 25,500VND(≒127.5円)
サバのほかにも鮭やホタテなどさまざまな冷凍魚を販売しているblue。
このサバなんと、骨なし!蒲焼き用なので、丁寧に骨がとってあるみたいです。
骨ありのものも売っていますが、うちは子どもがまだ小さいので骨なしサバはめちゃくちゃ重宝◎
最近はこればかり買っています。
蒲焼き用のタレがサバの下に入っていて、サバを焼いてタレを入れて煮詰めれば、サバの蒲焼の完成。
ベトナム風のタレの味付けだったらどうしようと心配になっていましたが、少し味が濃いめだけどめちゃくちゃ美味しい◎
今では我が家の晩御飯の定番メニューです!
サバ|blue ※冷凍


- 値段:54,900VND(≒274.5円) ※2025.2月時点
- 売っているお店:AEON Xuân Thủy
- 数:3切れ
- 重量:250g
- 100gあたり: 21,960VND(≒109.8円)
蒲焼き用ではないので、骨入りですがそんなに気になるほどではありません。
脂がのっていて、塩焼き・味噌煮など万能です。
サバ|中山食品 ※冷凍


- 値段:80,000VND(≒400円) ※2025.1月時点
- 売っているお店:MASUDA精肉店
- 数:2切れ
- 重さ:300g
- 100gあたり: 26,666VND(≒133円)
いつもはロッテで売っている骨なしを食べていましたが、久々に日本のメーカーのものを買ってみました。
中山商品は、ハノイにあるさまざまな冷凍の魚(焼いた魚を冷凍した商品もあり)のサプライヤーさんです。
公式ホームページ(日本語)にも商品一覧が載っています。
骨はあるけど、脂がのっていて臭みが皆無で(焼く前に酒につけておくのがオススメ◎)美味しかったです。
夫とは「ハノイで食べるサバの中では、このサバが一番美味しいかも?」と暫定1位。
エビ
殻付きエビ ※冷蔵

- 値段:117,160VND(≒585円)※2024.5月時点
- 売っているお店:ロッテモールウェストレイク
- 重さ:404g
- 100gあたり: 29,000VND(≒145円)
ハノイではエビも冷凍が主流ですが、ロッテでは冷蔵の殻付きエビが売っています。
我が家は、エビの殻を乾煎りしてエビの頭味噌汁を作るのが定番。
前は冷凍エビを買っていたこともあるんですが、ちょっと生臭く感じたこともあり、最近は冷蔵の殻付きエビを買っています。
ホタテ ※冷凍

- 値段:239,000VND(≒1,195円)※2024.9月時点
- 売っているお店:ロッテモールウェストレイク
- 重さ:240g
- 100gあたり: 99,583VND(≒497円)
ハノイでホタテはレアです!※冷蔵はほとんど見かけない
1パックで200,000VND以上とちょっとコスパは悪め??
でもたま〜に食べたくなる、ほたて。
ホタテバター炒め美味しかったです。
練り物(かまぼこ、ちくわ、カニカマなど)
次は練り物です。
おでんを作るときや子どもにも人気があるちくわやカニカマが手に入るか不安になるかもしれません。
ハノイでも練り物系は買えますが、基本的に冷凍。値段は日本と比べると高めです。
おでんセット|DANI FOODS ※冷凍

- 値段:170,000VND(≒850円)※2025.3月時点
- 売っているお店:さかな屋Hanoi
- 中身:10種20品+スープ
- 重さ:900g
日本のお魚を売っている”さかな屋”さんの2階に売っていたおでんセット。
練り物20点とスープ付きで170,000VNDはコスパ良い◎

右上の白い練り物に入っている黒いのはキクラゲでしたよ〜
左の丸いのははんぺん、右下はごぼう天と充実したラインナップ!

DANI FOODSというダナンにある会社で作っているそう。
甘めのスープでまさに日本のおでんスープの味!少し濃かったので、水を足して煮ました。
おでんセット|SHIZEN FOOD ※冷凍

- 値段:149,000VND(≒745円)※2025.2月時点
- 売っているお店:MASUDA精肉店
- 中身:6種13品+濃縮つゆ50ml(イカちくわ、さつま揚げ)

説明が日本語で書いてあるのが嬉しい◎
ハノイは夏が長く、おでんを食べたくなるような寒い日は少なめです。
なので、寒い日はおでんチャンス!やっぱり練り物があると、いいダシが出ますね〜!
おでんのつゆもついています。

日系の自然フード(Shizen Food)さんは冷凍の切り身の魚やおでんセットなどを販売しているサプライヤーさん。
※公式ホームページはベトナム語と英語のみ
煮込みちくわ ※冷凍

- 値段:74,000VND(≒370円)※2025.1月時点
- 売っているお店:業務スーパー
業務スーパーで売っている太めの煮込みちくわ。
ハノイでは細いちくわよりもこっちの太めのちくわをよく見かける気がします。
ちくわ ※冷凍


- 値段:40,000VND(≒200円)※2025.3月時点
- 売っているお店:MASUDA精肉店
- 数:5本
- 重さ:160g
- 100gあたり:25,000VND(≒125円)
はんぺん ※冷凍


- 値段:42,000VND(≒210円)※2025.3月時点
- 売っているお店:AKURUHI
- 数:1枚
- 重さ:100g
- 100gあたり:42,000VND(≒210円)
おでんには欠かせないはんぺん!しかしハノイではんぺんはなかなか見つけられません。
わたしが唯一見つけたのは、AKURUHIという日本の食料品店の冷凍コーナー。
タイで作っているもののようです。冷凍ですが、おでんに入れればふわふわで美味しかった〜!
まとめ:ハノイでシーフードは冷凍が主流
いかがでしたか?
ハノイで買えるシーフードを紹介しました。
- 冷凍で売られているのが主流
- サバ、鮭などは比較的手に入りやすい
- ちくわ、カニカマなど練り物も割高だが手に入る
我が家も晩御飯の魚料理といえば、サバか鮭のほぼ2択(わたしが魚料理が苦手というのもある。笑)
日本はいろいろな種類の新鮮な魚が冷蔵で売られていて、ときどき懐かしく&羨ましくもなります。
ハノイでもいろんな魚を買ってみて、調理してみたいなと思います。