海外赴任が決まると「海外生活って実際どうなの?」「駐在妻たちはどんなふうに感じて生活しているの?」と疑問に思うかもしれません。
駐在生活が未知すぎて不安だらけ、、、
日本に住んでいたら海外生活はわからないことばかりでなかなか想像がつかないですよね。
わたしは2023年に夫の仕事の関係でハノイに引越し、夫と子どもの3人で生活しています。
あっという間にハノイに来て1年半が経ちました。
ハノイ在住1年半のわたしの率直な気持ちを公開!
この記事では、駐在妻としてハノイに住んで1年半経つわたしの
・「意外に暮らしやすいかも?」と思う3つの理由
・住んでいてストレスと感じる3つのこと
などリアルな気持ちを紹介します。
仲の良い日本人の友達がハノイを去ることになり、精神的に落ち込んでいた時期もありましたが、新たな出会いもあり、今ではハノイ生活を楽しめています。
もちろん感じ方は人それぞれなので、「こんなふうに感じている人もいるんだな〜」くらいの気持ちで見ていただいたら嬉しいです。
ハノイ駐在1年→1年半のようす
1年半もハノイに住んでいると、ハノイでの買い物で困ることも少なくなってきました。
「あれ買いたいけど、どこに売っているかわからない!」といろんなお店を探し回ることはあまりありません。
お肉を買うならココ!魚はココ!など自分の中でどこで何を買うかが確立してきています。
最近のお気に入りはロッテマートで売っている冷凍サバ!骨なしで子どもでも食べやすい◎
ハノイで手に入りづらいものもわかってくるので、年に数回の一時帰国のときに日本から買ってきたりして家の中では快適に過ごせています◎
数ヶ月前の一時帰国で「日本から買ってきて良かった」と特に思うのはフレッシュロック!
ハノイはかなり湿度が高いので、お煎餅とかナッツとかがすぐしっけます。
フレッシュロックは湿度から守ってくれるので、ハノイ暮らしでは超重宝!
週末の外食に行くレストランもだいたい決まってきていて、いくつかのレストランをローテーションしてます。笑
ハノイ駐在1年→1年半のおもな出来事
ここ半年(ハノイ駐在1年〜1年半)のおもな出来事を1ヶ月ごとざっくり振り返ってみます。
- 1年1ヶ月初めて外国人の友達ができる
外国人の友達とカフェに行ったり、ご飯に行ったり。海外に住んでいるならではの経験をできていると感じる。
- 1年2ヶ月1週間ほど家族で日本に一時帰国
家族3人で日本に一時帰国したものの、夫が旅先で高熱。綺麗な日本の青空や美味しい食べ物に癒される。
- 1年3ヶ月仲の良い友達のほとんどがハノイを去ることになる(涙)
普段遊んでいた日本人の友達が、一気にハノイを去ることになる。日本に帰国したり、他の国へ異動したり。精神的に落ち込む日々。
- 1年4ヶ月日本に3週間ほど一時帰国
健康診断の再検査のため、子どもと2人で日本に一時帰国。日本に住む友達と遊んだりして大満足。
- 1年5ヶ月新たな友達ができる
数ヶ月前に仲の良い友達が一斉にハノイを去ったが、定期的に遊べるような新しい友達ができる。
- 1年6ヶ月突然の体調不良。
嘔吐や頭痛に悩まされ、ハノイで初めての点滴。
ハノイ生活が辛いと感じるとき
前回(ハノイ駐在1年のリアルな気持ち)の時にも書きましたが、やっぱり異国での体調不良は精神的にかなりしんどいです。
体調不良のときばかりは、本当に日本に帰りたくなる…..。
わたしの場合は半年に1回くらい大きく身体を壊している気がします。
今回の体調不良はある朝起きたら突然の吐き気。
子どもが小さいので着替え・おむつ替え・朝ごはん準備などしなきゃいけないことはたくさんありますが、起き上がると吐きそうだし頭痛もひどくて何もできない….。
夫にヘルプを出して、早退して子どもの面倒をみてもらいました。
結局わたしの体調不良は数日間続き、吐き気と頭痛で水分も取れなくて病院に行きました。
ハノイで初の点滴!
日本人のお医者さんに診てもらえるのは安心。お医者さんの診断では、急性胃腸炎。
でも特に生ものとかを食べたわけではないし、体調不良は家族でわたしだけだったし、何が原因だったのかいまだに不明。
ハノイで暮らしていると、原因不明の体調不良になることもしばしば。
わたしの周りでも咳が止まらなくなったり、蕁麻疹がでたり、など体調不良になっている人が多々…。
環境の変化や気温の変化で体調を崩す人も多いんでしょうね。
ハノイに住んで自分自身が変わったと思うこと
ハノイに来てから自分から話しかけたり、知らない人と話す機会が増えました。
以前(ハノイ歴〜1年)の頃は、日本人と話すことがほとんどでしたが、ハノイ歴1年を超えたあたりから外国の人とも話すことが増えました。
というか、ベトナム人を含めて外国の人はかなりフレンドリーでいろんなタイミングで話かけられます。
日本に住んでいる時は考えられませんが、エレベーターの中で知らない人に「子ども何歳?子どもの名前は?」と聞かれてちょっと仲良くなったり。
わたしがベトナム語を勉強中(まだペラペラ話せるレベルではない)なのもあって、Grab(タクシー)の運転手さんとベトナム語で話したり。
ベトナム人の中には日本に好意的な印象を持っている人も多いようで、「日本人だよ」と言うと、「日本のどこに住んでたの?」「なんでベトナムに来たの?」など興味津々で聞かれたり。
わたしは日本に住んでいた時は、タクシーの運転手さんと雑談することがめちゃくちゃ苦手なタイプでしたが。笑
ベトナム語で答えられなくて、翻訳アプリを使って答えることももちろんある。笑
こういう経験は海外に住んでいなきゃ絶対にできないことなので、貴重な経験だなと感じています。
いろんな人から話かけられすぎて、知らない人と会話することに抵抗が少なくなってきました。
ハノイに1年半住んで感じること
ハノイに1年半住んでみて、
・意外に暮らしやすいかも!と思う理由
・住んでいてストレスを感じること
は次のとおり。
若干マンネリ化してきて、絞り出している感はありますが。笑
わたしがハノイに引っ越してきた頃に感じていた「犬・ニワトリが放し飼いで怖すぎる」問題。
現実はまったく変わりませんが、うちの子どもが犬&鳥好きでわたしも若干苦手意識が克服されつつあります。笑
意外に暮らしやすいかも?と思う理由3つ
やっぱりなんだかんだハノイ生活を楽しめているなあというのが率直な感想です。
1年半も住んでいると居心地が良く感じますし、逆に一時帰国で日本に帰るとアウェイに感じることも。
今は仕事もしていないので、日本に住んでいる育児と仕事を両立している友達を見ると、社会から取り残されている気持ちになることもあります。
しかし、日本人以外と話す機会が増えたことで、お互いの国のことを話したり文化の違いを知れたりして自分の視野や価値観も変わってきたなあと感じます。
海外の人と身近に話をできるのも、海外に住んでいるからこそだと思うと、ハノイに来て本当に良かったなあと思います。
外国人の友達ができた
ここ半年(ハノイ歴1年〜1年半)で一番変わったことは、外国人の友達ができたこと。
外国人の友達ができて、住む世界が広がったような感じがします。
日本人が知らないようなお店やイベントを教えてもらったり、今までの人生について話をしたり、自分が海外に住んでいるからこその経験をできていると実感します。
日本にいる頃は外国の人と話す機会がないので、全然話せませんでしたが、ハノイで外国人の友達と話す機会が増えてきて、少しずつ自分の英語が上達してきていると実感しています。
(ペラペラには程遠い….)
今はオンライン英会話で週に1〜2回くらい勉強中。
外国人の友達と英語で話していて、わからないことがあれば、英会話の先生に「この言い方って合ってる?」「もっといい言い方ある?」など教えてもらっています。
今まではやみくもに「英語を話せるようになりたいな〜」と思っていましたが、今では「友達ともっといろんな話をできるようになりたい!」と英語のモチベーションも今までで一番上がっているかも?
せっかく海外に住んでいて、使う機会も多いので、ハノイに住んでいるうちにどこまで上達できるか頑張ってみようと思っています。
韓国料理屋さんがたくさんある
ハノイには日本人の10倍くらい?韓国人が住んでいるので、韓国人のお友達は比較的できやすいかも。
お子さんがインターの幼稚園や小学校に行っている場合は特に。
韓国人ママの中には日本語を少し話せる人もいたりして、日本語で会話したりもします。
ハノイにはミーディンと言われる韓国人街があって、韓国料理屋さんがかなりたくさんあります。
お店の看板やメニューは韓国語なので、自分でレストランを探すのはハードル高め。
韓国人の友達にオススメのお店を教えてもらい、ハノイにいながら韓国料理をかなり楽しめています◎
わたしたち夫婦は2人ともほぼベトナム料理を食べられないと言うのもあり(笑)、週末は日本食か韓国料理の割合が高めです。
ミーディンにはスイーツ系(かき氷・ワッフル・ドーナツなど)のお店もかなりあるようなので、チャレンジしたい!
海外旅行に行きやすい
旅行好きにはたまらないと思いますが、ベトナムで暮らしていると日本よりも安く&近く行ける国がたくさん。
週末を使ってでも行けるくらい近い国もあります。
先日我が家もシンガポール4泊5日で旅行に行きましたが、日本からだと直行便で約7時間かかるところが、ハノイからだと3時間半!
安いとシンガポールまで飛行機が1人往復30,000円以下で行けることもあります。
ベトナムの国内旅行でいえば、ダナン・ニャチャン・フーコックなど、日本に住んでいたらきっと行かないであろう魅力的な観光地がたくさん。
日本と比べて物価が安いので、リゾートホテルにリーズナブルに泊まれることも。
海外旅行ならタイ・シンガポール・ラオス・カンボジア・香港あたりが人気かな?
こんなに気軽に海外旅行に行ける機会は一生のうちで今だけだと思うので、旅行に行きまくっています。
住んでいてストレスを感じること3つ
ここからは住んでいてストレスを感じること3つを紹介します。
友達との別れがすぐ来ることも…
未就学児の子どもと一緒にいるわたしにとっては、ハノイの友達はとっても大事。
一緒に日中遊びに行ったり、子育ての悩みを共有したり、ご飯を食べに行ったり。
仲の良い友達ができてからは、ひたすら一緒にハノイのキッズカフェ巡りをしていました。
友達がいなかったら、こんなにハノイ生活を楽しく送れていなかったと思います。
しかし、わたしの仲の良い友達3人が1ヶ月の間で日本へ帰国or他の国へ引越してしまいました。
友達が日本に帰る直前は最後の思い出作りで、スイーツ巡り。
3〜4年ハノイに住む人が多いようですが、中には1年未満で他の国に異動になったり、急に帰国が決まるなんて人も….。
せっかくハノイという見知らぬ土地でできた友達とこんなに早く別れが来るなんて…。
と一時帰国かなり落ち込んでいて、わたしも日本に帰りたくなっていました。
でもこれが海外生活なんだなあと感じます。
同じ境遇で海外に来ているので友達は比較的できやすいと思いますが、人の出入りが激しい。
新しい人が日本から来ては、知っている人がどんどんハノイから去っていく…。
これを割り切ってハノイ生活を送らないといけないんだなあと実感しました。
日本に帰った友達とは今でもテレビ電話をしたり、わたしが日本に帰ったときには日本で会ったり。
ハノイで一緒の時間を過ごせないのは寂しいですが、ハノイでできた友達と今でも繋がれていることに嬉しく感じます。
皮膚科医など日本人医師がいない
ハノイには日本人医師が何人かいるため、基本的に風邪や食あたりのときには日本人医師に診てもらっています。
しかし、診療科目によってはハノイに日本人医師がいないことも。
わたしが困っているのは、皮膚科医の日本人医師がハノイにいないこと。
わたしは日本で定期的に皮膚科に通っていました。
現時点ではハノイに日本人の皮膚科医はいないので、診てもらうとすればベトナム人の皮膚科医の先生のようです。
しかし、常駐しているわけではなく、事前に予約が必要だったりでなかなか行きづらい。
わたしは一時帰国のときにかかりつけの皮膚科に行って、出来るだけ薬を多めにもらってくるようにしています。
皮膚のトラブルは長続きしてしまうこともあるので、ハノイにも皮膚科医の先生が早く来てくれますように…..。(ホーチミンにはいるらしい…)
ハノイでできる趣味が限られる
我が家はハノイに子ども連れで来たので、そもそも週末楽しめることが限られますが、やっぱりハノイは日本に比べると楽しめる趣味が少ないなあと感じます。
日本だと人気の趣味だけど、ハノイで楽しむのは難しそう、、と思う趣味をピックアップしてみました。
- スポーツ観戦:プロ野球やプロサッカーがそもそもあるかわからない
- ライブ、コンサート:海外ツアー(タイなど)に行くのはアリ?
- カラオケ:日本の曲が歌えるカラオケは一応あるけど、少ない
- ドライブ:会社の規定で運転できない&ハノイは交通事情が悪すぎてそもそも運転できる自信がない
- アウトドア全般:暑い時期が長すぎて、アウトドアに向かない。ハノイの冬場はキャンプができそうだが(キャンプ場もあるらしい)、トイレなどの設備が不安。
- 温泉巡り:温泉はない(涙)最近日系の入浴施設ができたらしいので、今度行ってみます!
温泉行きたい〜!!日本に一時帰国したら、必ず温泉に行っています。
逆にハノイでも楽しめる趣味は
- 読書:Kindleを持っていれば最強
- 映画鑑賞:VPNを繋げば、Amazon PrimeやNetflixで日本と同じように見れる
- 筋トレ、ヨガ、ピラティス:ハノイにもたくさんある
- ボルダリング:ハノイにも何箇所かある
初めてハノイで映画を見ました!日本のアニメ(コナンとか)も上映しているそう!
値段も日本より安いので、特に暑い時期は週末の過ごし方として映画も良いかも◎
まとめ|出会いと別れを繰り返しているハノイ生活
ハノイに住んでみて1年半のリアルな気持ちを紹介しました。
思っていたよりも住みやすいかも!と感じている理由は次の3つでした。
逆にストレスが溜まると思うことは次の3つです。
日本住んでいればできたであろうこと(自分の趣味や美味しいものを食べまくったり)もありますが、
ベトナムに住んだから経験できたこと(外国人の友達ができたり、海外旅行にたくさん行ったり)の方が大きいなあと思っています。
突然やってくる体調不良の時はめちゃくちゃ日本に帰りたくなりますが、それ以外はハノイで楽しく生活できていると思います。
これから海外赴任を控えている方の少しでもお役に立てれば嬉しいです。