ベトナム駐在妻|ベトナム語1年目の学習記録。現在のレベル、勉強方法、苦戦していること

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ベトナムに住んでいる方やベトナムが好きな方で「ベトナム語を勉強しよう!」と思うかもしれません。

ベトナム語は、日本人にとっては発音がかなり複雑で挫折してしまいそうになることも(わたしもです)。

わたしは 2023年から夫の仕事の関係でベトナムのハノイに住んでいて、ベトナム語の勉強歴1年です。

ベトナム語って本当に難しい …。でもベトナム人と会話ができると楽しい!

この記事ではゼロからベトナム語の勉強を始めた筆者が
・ベトナム語勉強歴1年のレベル
・ベトナム語の勉強が大変なこと、良かったこと
・ベトナム語の勉強方法
など実体験をもとに紹介します。

ベトナム語を勉強している方と同じ思いを共有できたらな〜と思っています。

ちなみに自分のベトナム語習熟度を確認するためにも、今後半年ごとくらいに備忘録として記録していきたいと思います。

ベトナム語を始めたきっかけ

日本からベトナムに引っ越ししてきたようす

ベトナム語を始めたきっかけはもちろんベトナムに引っ越ししたから。

日本に住んでいたときはベトナムに縁もゆかりもない人生でした。

正直英語さえ話せれば(それもなかなか難しいですが)、お店で買い物をしたり、レストランでご飯を食べたりするのは問題なく生活できます。

ハノイにはわたしたち日本人だけでなくさまざまな国の人が住んでいるので、英語がペラペラのベトナム人がたくさんいるんです。

でもせっかくベトナムに住んでいる以上は、トナム語を話せたり読めたりした方がぜっったいに便利。

街中の看板やスーパーの商品名は基本的にベトナム語だし、ベトナム語しか話せない人もいます。

ベトナム語だけの看板

あと、ベトナムに住んでみて感じるのは、ベトナムの人たちはわたしたち外国人にものすごく親切

子どもを可愛がってくれたり、わからないことがあればなんでも教えてくれます。

わたしがベトナム語を話せたら、いずれは日本語を勉強しているベトナム人や日本で不便な思いをしているベトナム人へのサポートをできるかなーなんて密かに思っています。

ベトナム語のレベル

ゼロからベトナム語を1年間勉強してみて、どのくらい話せるようになったのでしょうか?

わたしは現在英語も勉強中なんですが、わたしが習っているオンライン英会話”レアジョブ“の英語のレベル設定をもとに、ベトナム語のレベルを作成しました。

ベトナム語のレベル 参考:レアジョブの英語のレベル

わたしはズバリ現在初級のLEVEL2かLEVEL3だと思います。

ベトナム人と普通に会話できるようになるまでの道のりはまだまだ遠い….。

もう少し詳しく、今わたしが“ベトナム語で話せること”と、”これから話せるようになりたいこと”をまとめるとこんな感じ。

今できること、これからできるようになりたいこと

一言で簡単な質問はできるけど、詳しく聞くのはなかなかできません。(単語力が足りなかったり、文法がわからなかったり)

あとは質問できても、相手の言っているベトナム語が早すぎてわからないことも…。

ベトナム語を勉強してみての感想

特にベトナム語の勉強を始めた頃は、単語もわからないし、発音も難しすぎてとにかく挫折しそうでした。

1年間勉強を続けると、自分のベトナム語が伝わって嬉しくなって、「もっと頑張ろう!」という気持ちの方が強くなってきました。

しかし、今のレベルに達するまではとにかくひたすら単語を覚えたり、発音を練習したり地道な道のりでした。

1年間ベトナム語を勉強してみて、大変だと感じることと良かったと思うことをそれぞれ2つずつ紹介します。

ベトナム語を勉強してみて大変と感じること
  1. 発音が難しすぎる
  2. 情報が少なく、調べてもわからないことも

ベトナム語を勉強して良かったこと
  1. ベトナム語を教えてくれる人がたくさんいる
  2. ベトナム人の友達ができやすい

大変と感じること①:発音が難しすぎる

ベトナム語を勉強する上で大変なのは、やっぱりなんといっても発音。

ベトナム語を勉強する上で最初に立ちはだかる最大の壁だと感じています。

わたしのハノイ在住の友達でもベトナム語の勉強を始めた人が何人かいますが、発音で挫折して勉強を辞めてしまう人もたくさん。

まずは日本語とベトナム語の違いを簡単に紹介します。

日本語とベトナム語の違い

日本語よりも母音が多いですし、声の高さで音が変わるという難しさ。

最初のうちは何がなんだかわからなくて泣きそうでした。笑

そして自分で発音するのも、ベトナム人が話しているのを聞き分けるのも難しい

例えば、日本語で「バン」という読み方をするのは

・bán(売る)
・bàn(机)
・bạn(友達)
・bận(忙しい)

声調と母音が違うだけでこんなに意味の違う単語がたくさんあります。

これを見ただけで挫折しそう(笑)

ベトナム語を勉強し始めの頃に、ベトナム人の友達に「これ発音してみて〜」と上の4つを発音してもらっても、全然違いがわからず見当もつかない状態。

しかし、今では2択くらいには絞れるようになりました。慣れってすごいっ!

大変と感じること②:情報が少なく、調べてもわからないことも

ベトナム語を勉強している日本人は少ないため、ベトナム語学習用のテキストや辞書などはあまり売られていません。

ベトナム語のわからないことをインターネットで調べても、出てこないこともあります。

例えば英語で”goとcomeの使い方の違い”と検索すると、英語を勉強している日本人はたくさんいるのでいろいろなサイトが出てきますよね。

例文もたくさん載っていたりして、理解もしやすいです。

しかし、ベトナム語を日本語で解説しているサイトは少ないです。

例えば今わたしが疑問に思っていることだと、「〜へ行く」という言葉は
・đi
・đến
・đi đến
と3種類ありますがこの使い分けが難しい。

ベトナム人の友達に聞いても、自然と使い分けているので説明するのは難しいみたい。

ベトナム人の友達
ベトナム人の友達

ん〜なんて説明すればいいんだろ ….

確かに母国語の文法を外国人に説明するのって難しいですよね。

「わからない!」と思ったことをすぐに解決できないのは、ベトナム語の勉強が大変だなと感じます。

良かったこと①:ベトナム語を教えてくれる人がいる

わたしはベトナムに住んで1年くらいで、気軽に話せるベトナム人の友達や知り合いが何人かできました。

その人たちはわたしがベトナム語を勉強していると知っているので、いつもベトナム語でゆっくり話してくれたり、わたしのベトナム語を直したりしてくれます。

ベトナム語を勉強している外国人は少ないようで、ベトナム語を勉強していることを伝えるととても喜んでくれたり、わたしのベトナム語を褒めてくれたり、モチベーションが上がります!

気軽に話せるベトナム人の友達や知り合いを作ることが、ベトナム語の勉強を続けるコツだと感じています。

練習相手を見つけるときに気をつけなきゃいけないのは、日本語を話せるベトナム人は少ないということ。

わたしの練習相手になってくれているのはよく行くスーパーの店員さんやカフェの店員さん。

しかし、その店員さんたちは英語は話せますが、日本語は話せません。

自分がベトナム語を勉強していることを伝えたり、気軽に話せる関係性になるには英語で話す必要があります。(まだベトナム語で説明できないため)

わたしの周りでは、
英語を話せるベトナム人:日本語を話せるベトナム人=10:1
くらい。

たまーに日本語と英語を話せるポテンシャル高めのベトナム人もいます。

ベトナム語を教えてもらうときでもだいたい英語で教えてもらうので、英語の大切さを実感しています。

良かったこと②:ベトナム人の友達ができやすい

英語が苦手という場合は、日本語を話せるベトナム人の友達を見つけるのが◎

わたしもベトナムに来るまで知りませんでしたが、日本語を勉強しているベトナム人はたくさんいます。

将来日本で働きたかったり、大学で勉強していたり。(ハノイ大学には日本語専攻の学科があるそう)

そして日本語を勉強しているベトナム人たちは、日本語を話す練習をしたいと思い、日本人の友達を探している人もいます。


・日本語を勉強しているベトナム人
・ベトナム語を勉強している日本人
がお互いに言語を教えあうという言語交換のアプリもたくさんあり、日本語を勉強しているベトナム人と簡単に出会えます。

わたしもいくつか言語交換のアプリをしていますが、日本語を勉強しているベトナム人からめちゃくちゃメッセージが来ます。

実際に会ってお互いの言語を練習したことも。

カフェでベトナム語と日本語をそれぞれ勉強

わからないことがあれば気軽に聞けるし、中には日本語がペラペラのベトナム人もいるので、ベトナム語を勉強するのに心強いですよ。

ベトナム語を勉強するときに気をつけていること2つ

先ほども言ったようにベトナム語のテキストや教材は少ないので、どんな勉強方法をするかは結構自分次第な感じ。

英語のように文法を練習する問題集なんてのも売っていないし。

わたしがベトナム語を勉強するときに気をつけていること2つを紹介します。

もしかしたらこの2つのことを気をつけているから、ベトナム語の勉強を1年間続けられたのかも?

ベトナム語を勉強するときに気をつけていること2つ
  1. 最初から完璧を求めすぎない
  2. カタカナ発音は絶対に通じないからしない

最初から完璧を求めすぎない

わたしはとりあえず「ベトナム語の勉強を続ける。最初から完璧を求めすぎない」ということだけを目標に勉強を続けてきました。

ベトナム語の発音は日本語よりも母音が多くて、言い分けるのはめちゃくちゃ難しいです。

ほかの教材では「発音を完璧にしてからじゃないと、文法などを勉強しても意味がない」的なことが書いてあることもあります。

個人的には、発音を完璧にしなきゃいけないとか最初から言われたら絶対諦める(笑)って感じです。

この間もベトナム人の友達に発音を付き合ってもらいましたが、全然発音できなかったことがあります。

・muỗi:蚊
・muối:塩

わたしはmuỗi(蚊)と発音しているのに、ベトナム人からは「それは muối(塩)って発音しているよ」っと言われて何回練習してもダメ。

“uô”は二重母音といって発音がわたしにとっては特に難しい…。

もちろんベトナム語において、発音がめちゃくちゃ大切なのはわかりますが、発音を習得するためにはかなり時間がかかりますし、何よりも勉強を継続するのが一番大切だと思っています。

発音が完璧でなくても単語を少しずつでも読めるようになれば、

  • スーパーでの買い物は便利になる(商品名が読める)
  • ベトナム語の看板も少しずつ意味がわかってくるようになる

などベトナムでの生活が便利になります。

発音はまだまだ正確ではないところもありますが(個人的な感覚では3割くらいしか正確に発音できていないかも?)

少しずつベトナム人と会話をできてくると、わずかな発音の違いに気づいたりします。(説明はできないほどやんわりと)

こうやって地道に勉強を続けていくしかないんだと痛感しています。

単語を覚えるときも一緒です。一回で覚えられるわけがないので、「いつか覚えるでしょ!」くらいの気長な気持ちでいます。

身近なものの名前くらいは英語だったらわかるものも多いですよね。
例えば、時計: clock(ベトナム語:đồng hồ)など。

身近なものの単語も一からベトナム語で覚えなければいけません

とりあえず自分が作っている単語帳に書いて、何度も繰り返しいろんな文章で出てくるたびに少しずつ覚えてきます。

完璧を求めず、気長に勉強を続けることが、ベトナム語上達への近道かも?と感じています。

カタカナ発音は絶対に通じないからしない

ベトナム語のテキストによっては、カタカナで発音が書いてあることもあります。

初心者の日本人が少しでも発音しやすいようにカタカナで書いてあるのはわかるんですが、先ほど書いたようにベトナム語は日本語よりも母音が多いし、声調があるのでカタカタ読みで伝わるはずがありません。

カタカナ読みしたら、かなりの確率でベトナム人に理解してもらえません….。

わたしはわからない発音があれば、google翻訳に入力してgoogleで発音を学ぶようにしています

ベトナム語勉強歴

わたしがこの1年間でどんな勉強方法でベトナム語を勉強してきたのか、どんな感じで上達してきたと感じるか紹介します。

  • 〜半年:オンラインレッスン(1回25分)×週1回
  • 半年〜1年:マンツーマンの対面レッスン(1回1時間半)× 週1回

わたしはマンツーマンレッスンを始めて、単語力や文法などを理解し始め、普段の生活でも使えることが多くなったと実感しています。

オンラインレッスン

初めに試したのはオンラインレッスン。1回25分で料金は1回数百円と気軽に始めやすい値段。

自分が都合の良い時間にレッスンを予約できるので、子どもがいるわたしにとってはありがたい。

でも実際に継続してみると、オンラインレッスンは超初心者にはあまり向かないかも?と思いました。

毎回同じ先生を予約できるとは限らないため、先生が変わると前回どんな内容を勉強したのかやわたしがどんな発音が苦手なのかを先生に伝える必要があります。

わたしが持っているベトナム語のテキストに沿って勉強していたものの、教科書通りに授業が進むだけであまり身についている感覚はありませんでした。

前回の復習なども行わないので、わたし自身のモチベーションもあまり上がりませんでした。

もう少し上達してくれば、先生と日常会話をベトナム語でしたり、間違えたら修正してくれたりしていいのかもしれません。

マンツーマンの対面レッスン

友達がベトナム語を習っていて、先生を紹介してくれました。

カフェで教えてもらってもいいですし、自宅に来てもらってもOK

わたしは子どもがいるので、毎回家に来てもらって授業を受けています。

先生が準備したテキストに沿って文法などを勉強しています。

日常会話というよりは発音、文法、読解がメインです。

最近は先生が雑談もベトナム語で話すので最初の頃は「???」とまったく理解できませんでしたが、少しずつ単語が聞き取れるようになってきたので、リスニング力が上がってきたのかも?

半分くらい理解できない時も普通にありますが(笑)

ベトナム語を習い始めた頃はまったく理解できず、わからない単語もたくさんあってレッスンが憂鬱な時も結構ありました(苦笑

今では自分から質問したりすることもあったり(ベトナム語に脳内で変換するのにめっちゃ時間かかるけど)少しずつ楽しくなってきました。

毎回宿題が出るのと、予習をしないと全く授業についていけなくなるので、義務感もありレッスンがない日も毎日ベトナム語を勉強するようになりました

これがベトナム語が上達してきた一番の理由かも?

ベトナム語の勉強方法&勉強時間

わたしが現在どんな感じでベトナム語を勉強しているのかを紹介します。

  • メイン:ベトナム語の授業の予習・復習
  • その他①: Duolingo
  • その他②:ベトナム語一言日記
  • 時間があれば:You Tubeで勉強

ベトナム語の勉強時間は毎日30分しています。

30分だとベトナム語の授業の予習・復習で手一杯。

普段の生活でベトナム語で言いたかったけど言えなかったことを調べてノートにまとめたりしたいけど、なかなかその時間を取るのが難しい、、、、。

子どもがもう少し大きくなったら、最低でも1日1時間は勉強したい!

ベトナム語の授業の予習・復習

レッスンで読んだ文章の意味を考えたり、新たな単語の復習・知らない単語の予習がメインです。

毎回新たな単語がいっぱい出てくるので、まずは単語の意味を調べるのが大変。

そして1回出てきたくらいでは全然覚えられません。似ている単語がものすごく多いし。

わたしがベトナム語を勉強してから始めたのが、自分なりの単語帳を作ること。

途中で言葉を追加できるように、Excelで作っています。

ベトナム語の単語帳

ベトナム語、英語、日本語の3点セットで入力するようにしていて、どの単語がすでに勉強した単語か一目でわかるので便利。

今では一応わたしの単語帳に 500以上の単語が入力されていますが、本当に記憶しているのは多分半分以下。。。涙

Duolingo

ゲーム感覚で語学の勉強をできるDuolingo(デュオリンゴ)。

ベトナム語コースは日本語対応していないので、英語でベトナム語を学ぶ必要があります。

毎日5分くらいでサクッとできますし、同じ単語が何度も出てくるので語彙力も増える。

ベトナム語の音声も再生されるので、わたしの苦手なリスニング練習にもなります。

地道ですがコツコツしています。

Duolingo-英語/韓国語などのリスニングや英単語の練習

Duolingo-英語/韓国語などのリスニングや英単語の練習

Duolingo無料posted withアプリーチ

ベトナム語一言日記

語彙力を増やすために、一日一言ベトナム語で日記を書こうと思って始めましたが、なかなか難しい。

何も調べずに自分でベトナム語の文章を作ることは難しいので(だいたいわからない単語が出てくる)、google翻訳を使うこともしばしば。

わからない単語が出てきたら、ノートにメモしています。

今は1週間に1回くらいは調べずに自分で文章を考えられるようになりました。

それをベトナム語の先生に見せて、添削をしてもらっています。

You Tubeでリスニングの練習

さらに時間に余裕がある時はYou Tubeを使って勉強しています。

わたしがよく見るのは”らくらくベトナム語

ホームページ上でもいろいろな単語の解説や例文があったりするので、よく見ています。

まとめ:1年で少しずつ会話ができるようになってきた

この記事ではハノイ在住の駐在妻がベトナム語を1年間勉強してきて、現在のレベルや勉強方法、勉強で大変だと感じることなどを紹介しました。

ベトナム語を1年間勉強してのまとめ
  • 声調と母音の発音が難しく、まだ完璧には発音できない
  • 完璧を求めずベトナム語の勉強を続けることをモットーにしてきた
  • 看板の単語も少しずつわかるように

いかがでしたか?これからさらにベトナム語を勉強して、ベトナム人の人とたくさん話をできるようになったら、ますます勉強が楽しくなるんだろうな〜と思います。

母音や声調が難しくて最初は諦めたくなるかもしれませんが、ベトナム語の勉強を続けたらきっと楽しく感じるようになるはずです♪

一緒にベトナム語の勉強を頑張りましょう!

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